内容説明
旅順で目にしたロシア軍降伏の会見場の机の文字、「第一師団衛生隊医長横川徳郎識す」に導かれ、徳郎=唐陽の足跡を実地踏査も交え探索し、鴎外や希典との関係も明かす!
目次
序章 唐陽山人とは誰ぞ
第1章 明治漢詩の世界へ(近代日本の漢詩文を知るために;明治期における「詩」)
第2章 横川唐陽の前半生(明治という時代に生まれて;横川塾と神戸学校;諏訪三俊―横川唐陽とその兄弟;第一高等中学校医学部に学ぶ;軍医となるためには―明治陸軍の軍医養成・補充について;日清戦争従軍とその後)
第3章 日露戦争における横川唐陽(軍医たちの日露戦争;旅順開城の日の水師営包帯所;乃木大将の感伏―奉天会戦における第一師団衛生隊;奉天の鴎外と唐陽;鴎外からの手紙)
終章 唐陽の足跡を辿って
附論
著者等紹介
佐藤裕亮[サトウユウスケ]
1983年東京都練馬区生まれ。大正大学文学部史学科卒業、明治大学大学院文学研究科史学専攻博士前期課程修了、同博士後期課程単位取得退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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