内容説明
名探偵vs妖怪博士、来栖谷一平と蛭蜂幽四郎の顔合わせ、異色探偵小説、55年ぶりの復刊!「蛙夫人」「ムー大陸の笛」および精選随筆を併録。
著者等紹介
大河内常平[オオコウチツネヒラ]
1925(大14)年生まれ。本姓・山田。別名・クルス速水。日本大学芸術学部卒業。進駐軍に勤務していた1950(昭25)年、『宝石』主催の100万円懸賞コンクールA級(長編部門)に「松葉杖の音(地獄からの使者)」を投じ、最終候補となり、『別冊宝石』に掲載されてデビュー。同年、『オール読切』の懸賞に「吸血刀の惨劇(妖刀記)」が当選。翌年から、風俗小説の味わいが強い作品を諸雑誌に発表。「与太公物語」(51)以下のやくざもので独自の世界を開拓した
横井司[ヨコイツカサ]
1962年、石川県金沢市に生まれる。大東文化大学文学部日本文学科卒業。専修大学大学院文学研究科博士後期課程修了。95年、戦前の探偵小説に関する論考で、博士(文学)学位取得。現在、専修大学人文科学研究所特別研究員。日本推理作家協会・本格ミステリ作家クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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