内容説明
大学は実験の場である。近年“マグロ大学”として名高い近畿大学で18年間、演劇の教鞭をとってきた編者と学生たちによる演習の軌跡、21世紀における新たな芸術論、大学論を提唱する。
目次
第1部 近畿大学、十八年の軌跡 一九九八~二〇一六(この本を作る理由;一九九八~二〇〇一 近大との出会い―批評活動との併走;二〇〇二~二〇〇四 学生たちの活動―近大フェス開催;二〇〇五~二〇一〇 大学で何ができるか―唐十郎との仕事;二〇一一~二〇一六 大学はどこへ向かうか―統制の下で)
第2部 学生たちの研究(学生トーク『ゲキセンって何?』)(小田嶋源×木崎愛美×駒川梓×平澤慧美×西堂行人)
第3部 第二の転機(転んでもただでは起きない―第二の出立として;「なにもかもなくしてみる」から―太田省吾さんへの賛辞)
著者等紹介
西堂行人[ニシドウコウジン]
1954年東京生まれ。演劇評論家。2016年3月をもって18年間在職した近畿大学を退職。1978年より批評活動を開始し、アングラ・小劇場運動に随伴しつつ、80年代後半より世界演劇に視野を広げ、90年代以降、韓国演劇、ドイツ演劇などを中心に独自の世界演劇論を展開する。「非創空間」「PT」「シアターアーツ」など演劇雑誌の編集にも関わり、2000年代は、第二次「シアターアーツ」を再創刊し、編集代表に。国際評論家協会日本センターの会長(2006~2012年)、日韓演劇交流センターの副会長(2003年~現在)を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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