内容説明
『我妻大陸探偵小説選』出来!エロ・グロ・ナンセンス時代の寵児が地下潜伏中に別名で書いた冒険小説を集成。吉川英治名義で発表した『特急「亜細亜」』初単行本化!
目次
創作篇(特急「亜細亜」;日本の孤児;アジア大旋風の前夜;吼ゆる黒龍江;火薬庫危し;懺悔の突撃路;暗黒街の気密室;ビルマ公路)
評論・随筆篇(秘密結社;探偵小説異論;探偵趣味;探偵小説万能来;悪筆探偵漫談(新年号月評)
予言的中
親愛なる吾が日本の少年諸君よ!!
ぺてん商法)
著者等紹介
梅原北明[ウメハラホクメイ]
1901(明34)年、富山県生まれ。本名・貞康。別門・我妻大陸ほか。早稲田大学英文学科中退。1924(大13)年、梅原名義で長編小説『殺人会社』前篇を上梓するが発禁となる。翌25年、『デカメロン』、『露西亜大革命史』を翻訳刊行、今東光らの『文党』同人となる。同年、『文芸市場』創刊。26年には会員制の雑誌『変態・資料』創刊。27(昭2)年、上海に渡り『カーマシャストラ』を、さらに28年、帰国して『グロテスク』を創刊。29年、『明治大正奇談珍聞大集成』全三巻の刊行を開始(31年完結)。1946(昭21)年、腸チフスで死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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