内容説明
翻訳者、編集者、作家。三つの顔を持つ文芸人の知られざる素顔に迫る。アメリカ帰りの孤独な少年はグレ学生から翻訳者へと成長した。その後、出版王国と呼ばれた博文館の編集者として敏腕を振いながら、ユーモア小説の名手としても活躍し、限りない才能を開花させていく。熊本県出身の才人・乾信一郎の足跡を追い続ける著者が満を持して書きあげた渾身の評伝!
目次
第1章 明治・大正は走馬灯
第2章 昭和戦前は波乱万丈
第3章 昭和戦後の華やかなカムバック
第4章 ヒロシマ―祈りと出版
第5章 経済の高度成長期には
第6章 昭和後期の人脈とイベント
第7章 また改元して平成に
著者等紹介
天瀬裕康[アマセヒロヤス]
1931年、広島県生まれ。岡山大学大学院医学研究科卒。日本文藝家協会、日本ペンクラブ、日本SF作家クラブ、『新青年』研究会各会員。短歌誌『あすなろ』同人、俳誌『第2次未定』同人。総合文芸同人誌『広島文藝派』代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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