内容説明
世界を支えるものは何か?時代の裂け目にあってアーレントが問い続けたのは、壊れ易い世界を支え得るのは何かという不可避の問いであった。クリステヴァは“生”というアーレントの核心的概念の綿密な解読によりこのことを明らかにする。情熱的な“語り方”で種々の誤解からアーレントを解き放ち、現代の課題を引き受けるべく誘うアーレント講義。
目次
第1講 “生きること”と“語ること”
第2講 アーレントとアリストテレス―“語り”の擁護
第3講 二〇世紀の証言者たち
第4講 “人物”と身体
第5講 判断“裁き”
著者等紹介
クリステヴァ,ジュリア[クリステヴァ,ジュリア] [Kristeva,Julia]
1941年ブルガリア生まれ、ドミニコ会修道女経営のフランス語学校を経てソフィア大学に進学ミハイル・バフチンに親しむ。卒業後フランスに移住して諸大学で研鑽を積む。特にリュシアン・ゴールドマンとロラン・バルトに師事した。『テル・ケル』グループに参加し、フーコー、デリダらとともに積極的メンバーとなり、言語理論から文芸批評、精神分析学、政治哲学など多岐にわたって活躍。パリ第7大学名誉教授、コロンビア大学客員教授。2004年「ホルベア国際記念賞」、2006年「政治思想のためのハンナ・アーレント賞」を受賞
青木隆嘉[アオキタカヨシ]
1932年福岡県生まれ、京都大学大学院文学研究科博士課程(哲学専攻)満期退学。大阪女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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有智 麻耶