ハンナ・アーレント講義―新しい世界のために

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ハンナ・アーレント講義―新しい世界のために

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  • サイズ B6判/ページ数 167p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784846014063
  • NDC分類 311.234
  • Cコード C0010

内容説明

世界を支えるものは何か?時代の裂け目にあってアーレントが問い続けたのは、壊れ易い世界を支え得るのは何かという不可避の問いであった。クリステヴァは“生”というアーレントの核心的概念の綿密な解読によりこのことを明らかにする。情熱的な“語り方”で種々の誤解からアーレントを解き放ち、現代の課題を引き受けるべく誘うアーレント講義。

目次

第1講 “生きること”と“語ること”
第2講 アーレントとアリストテレス―“語り”の擁護
第3講 二〇世紀の証言者たち
第4講 “人物”と身体
第5講 判断“裁き”

著者等紹介

クリステヴァ,ジュリア[クリステヴァ,ジュリア] [Kristeva,Julia]
1941年ブルガリア生まれ、ドミニコ会修道女経営のフランス語学校を経てソフィア大学に進学ミハイル・バフチンに親しむ。卒業後フランスに移住して諸大学で研鑽を積む。特にリュシアン・ゴールドマンとロラン・バルトに師事した。『テル・ケル』グループに参加し、フーコー、デリダらとともに積極的メンバーとなり、言語理論から文芸批評、精神分析学、政治哲学など多岐にわたって活躍。パリ第7大学名誉教授、コロンビア大学客員教授。2004年「ホルベア国際記念賞」、2006年「政治思想のためのハンナ・アーレント賞」を受賞

青木隆嘉[アオキタカヨシ]
1932年福岡県生まれ、京都大学大学院文学研究科博士課程(哲学専攻)満期退学。大阪女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ころこ

31
200ページ足らずの小著で半分が「改題」なので、アーレントのことを知りたければ他の本を読んだ方が良いです。本文は99年にアーレントを語るクリステヴァの講義で、『人間の条件』の生(ビオス)からアリストテレスの〈語り〉が論点の中心にハイデガーへの言及もなされています。社会に開いて分かり易くというクリステヴァの姿勢が感じられず、なかなか文意が取れないところは、こちらのこれからの課題です。クリステヴァをまた次回読む機会が訪れるときに、肝に銘じておきたいあまり好ましからざる印象でした。2021/06/02

フム

4
アーレントの仕事の中でも哲学的な側面からの考察、とのことで私には難解であった。部分的に理解できるところだけをメモしながら読んだ。第2講でアーレントが最高の〈語り〉の仕方だとしているのが、演劇的な表現活動であり、〈人間の開示〉に至る王道と考えていたことを知り、うれしくなった。私もこの2、3年演劇ワークショップに参加するようになって体感として理解できた。一人一人の人間が「唯一の存在」として自らを他者に向かって開いていくことが、人間の複数性を認め合うことにつながる。私もそう思って演劇は続けているから。2018/01/31

yakko-kawataka

1
難解だろうなと、覚悟しつつ楽しく読んでます2015/07/22

0
ドイツ語Geschichteには「出来事」「物語」「歴史」という意味がある。筆者であるクリステヴァは、これらをプラクシス(行為)、ナラティブ(narrative, 証言)、身体/人物、といった視点からアーレントの思想を語る。したがってアーレントの政治思想自体は本書の中心ではない。筆者による精神分析学の視点からのアーレント批判も興味深い。 また訳者による改題も、アーレント思想のキリスト教よりもユダヤ・メシアニズムからの解釈、アーレントの最初の夫であるギュンター・シュテルンとの関連など、勉強になった。2017/07/29

有智 麻耶

0
アレントの著作そのもののように難しく、活字を何とか目で追ったという感じになってしまった。決してアレントの入門書ではない点に注意。しかし、単なる政治思想家として見ていたアレントを、「語り」や「生」という視点から読み解いていたのは面白く、現在勉強会で読んでいる『人間の条件』を読み解く際に意識して見たいと思った。読み返す時は、HCの引用された部分を中心にしようと思う。2016/08/30

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