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内容説明
「寅さん」晩年の8年間、芸能記者の枠を越えて親交のあった著者が、その『知られざる素顔』を「映画をみる眼」「渥美さんの女優観」「大磯の幽霊」など、豊富なエピソードで明らかにする!
目次
1(出会い;にわか付き人 ほか)
2(新聞記者への思い;ロケ先での粋な計らい ほか)
3(桜の木の下で;幽霊との遭遇 ほか)
4(アンデスの話;渥美さんが見た夢 ほか)
5(人生の師匠;死と対峙して ほか)
著者等紹介
寺沢秀明[テラサワヒデアキ]
1947年、長野県に生まれる。1972年、法人出版部門の職員に。2007年退職。この間、機関誌の取材記者として25年、主に芸能部門を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
田中峰和
4
結核で片肺になった渥美清を救ったのはあるダンサー。自分を犠牲に当時高価だったストレプトマイシンを彼に贈った女性だった。彼女への恩義を忘れず芸に邁進した渥美は、底の浅い連中に迎合できない気難しい一面があった。そんな渥美の心を開いたのが創価新聞の芸能欄記者だった著者。大病から回復したとはいえ、健康に不安をもち死への恐怖は常に持ち続けたのだろう。著者に語る渥美の死生観、幽霊のはなし。死ねばお終いと考え悩み続ける渥美に、仏教の転生を教え勇気づける著者。死に直面し弱っていく渥美の遺作の撮影風景が胸に迫ってくる。2015/09/06
北の風来坊
2
渥美清さんと著者が深い交わりを持てた事に羨望と安堵を思います。よっぽど馬があったのでしょう奇跡です。2023/09/24
おはぎ
0
この本の著者は創価学会の全国紙、聖教新聞社に勤め、芸能記事欄を執筆担当していた元記者。男はつらいよの渥美さんへのインタビューをきっかけに知り合い、ひょんなことから気にいられ、渥美さんの晩年の8年間の公私を共にした記録。 日蓮の信仰観をベースにして、生命は永遠であり、死んだらまた生まれ変わるという話に、渥美さんが大変興味をもった事。そんな話は信じられないとしつつもこの著者を通して、何かを学ぼうとした事がつたわる。 その他、渥美清の芸術論、人生論などが散りばめられ最後まで引き込まれた。2023/03/24