内容説明
きらめく太陽に木々をわたる風、楽しい川遊び…山小屋の夏は、命がひときわ輝く季節。窓辺にやってくるカエル、渓流のカワネズミ、ムササビの赤ちゃんとの出会いなど、身近な生きものたちの姿をみつめた、幸せをはこぶ珠玉のエッセイ。
目次
夏―意気盛んな季節
谷川となかよくなり、心地よくものを知る
小さくて簡素なツリーハウス
ガラス窓の思いがけぬわな
ムササビは何のために飛んだか
40年ぶりの「ついに見た」
ドロヤナギの洞で集団育児
闇夜の橋の観察ステーション
ヤマザクラを植えたのは?
生きものを好きになる心の動き〔ほか〕
著者等紹介
今泉吉晴[イマイズミヨシハル]
1940年東京生まれ。動物学者・著述家。都留文科大学名誉教授。東京農工大学獣医学科卒。山梨と岩手の山林に山小屋を建て、植物の手入れや畑づくりをしながら、モグラ、野ネズミ、リス、ムササビなど、森の小さな動物たちの観察・研究を続けている。『ムササビ―小さな森のちえくらべ』(平凡社)で日本科学読物賞、『シートン―子どもに愛されたナチュラリスト』(福音館書店)で児童福祉文化賞、小学館児童出版文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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