内容説明
家族/政治/闘争/転向/経営者/詩・小説という文学。作品から浮かび上がる最後の戦後派、辻井喬という人間が生きてきた軌跡―「修羅」と共に歩む姿。
目次
第1章 言葉との出会い
第2章 「転向」から始まる
第3章 二人の先達、と―中野重治と三島由紀夫、そして「近代説話」
第4章 「修羅」の家
第5章 「恋愛」の行方―新しい人間関係を求めて
第6章 「父」との闘い
第7章 「評伝」―「もう一人の自分」を求めて
第8章 「戦争」と「平和」―最後の「戦後派」
第9章 「ユートピア」の消滅に抗して―思想詩への挑戦
第10章 修羅を生きる―宿命との闘い
著者等紹介
黒古一夫[クロコカズオ]
1945年12月、群馬県生まれ。法政大学大学院博士課程満期退学。文芸評論家・筑波大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。