内容説明
自分の考えをいかにきちんと相手に伝えるか―。これまでの学校作文で求められていたものとはまったく違う大学の世界に学生たちは戸惑いを隠せない。書くことは考えること。自分の考え方をまとめ、文章にしていく桜美林大学の「文章表現」講座が始まって十年余。学生たちの伴走者となって四人の筆者が続けてきたことばの旅の記録である。
目次
ことばの連鎖(好奇心の指さす方へ;パリでは赤い風が吹くという ほか)
「書くこと」を考える(「書くこと」とはなんなのか;「えーっ」から「ふぅ」まで ほか)
文章は自分の人生を決める(「八百長」にみる人情のことば;周囲を気にする若者たち ほか)
書くのも人間、読むのも人間(二〇〇一年、未知との遭遇?;あなたはプロの書き手だといえますか ほか)
著者等紹介
玉井道[タマイミチ]
立教大学社会学部社会学科新聞広報課程卒業。日本テレビ編成局・制作局勤務を経て、1985年より文筆業。86年『シフトチェンジ』で朝日新聞社朝日ジャーナルノンフィクション大賞優秀賞受賞。2004年より桜美林大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。