内容説明
糖尿病はサイレントキラーとなってやってくる。クスリを飲んで、ビールや甘いものを控え、運動・散歩をしていたら、急に悪くはならないだろう―35年間タカをくくっていた。が、治療台に固定され、レーザー光線の攻撃を眼底に受けた時、私はその激痛にほぞをかんだ。
目次
レーザー光線
緩慢なる死
ヘモグロビンA1c
就職氷河期
ユメ男
着順掲示板
「予視力」
戦死公報
人物鑑定眼
失明
パン
インスリン
キャリアセンター
メタボ
赤トンボ
デパ地下
老人ホーム
「電話面接」
たばこ
笑い袋
焼きごて
八咫烏
前立腺
生前予約
網膜再〕
著者等紹介
西垣戸勝[ニシガイトマサル]
元朝日新聞編集委員。現在、「心にひびく文章教室」講師。1986年第29回日本ジャーナリスト会議賞(JCJ賞)本賞(「戦争と新聞」をはじめとする「語り合うページ」)、1992年第35回JCJ賞(メディア連携企画「女たちの太平洋戦争」)本賞を、それぞれグループ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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