内容説明
頑固オヤジの言い分12編。
目次
いやーな女かわいい女(遠藤周作)
旅の楽しみ(丸谷才一)
相撲、この粋な世界(高橋義孝)
『小説・吉野秀雄先生』を中心に(俵万智)
五つの勧め(山本夏彦)
主の生れは麻布じゃないか、どうでお前の気が知れぬ(池田弥三郎)
変わりゆく将棋界(中原誠)
酒のなかに真実あり(常盤新平)
私たち、競馬が好きでして(河野多惠子)
ああ偏見大論争東西対決(野坂昭如)
来し方を思う涙の耳に入り(藤本真澄)
一屯の蒟蒻がきた篇(吉行淳之介)
著者等紹介
山口瞳[ヤマグチヒトミ]
1926(大正15)年、東京生まれ。麻布中学を卒業、第一早稲田高等学院に入学するも自然退学。その後、父の工場で施盤工として働く。終戦後は複数の出版社に勤務。その間に國學院大學を卒業する。1958年に寿屋(現サントリー)に中途入社、「洋酒天国」の編集者として活躍する。同僚に開高健、柳原良平らがいた。62年『江分利満氏の優雅な生活』で直木賞を受賞、同作は64年に東宝で映画化された。79年には『血族』で菊池寛賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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