内容説明
ドイツの68年世代を代表する劇場「シャウビューネ」と、演出家ペーター・シュタイン、作家ボートー・シュトラウス。一つの時代を牽引して、歴史に名を刻んだ彼らと劇場が、全盛期に創り出した作品。ゴーリキーの作品がさらにあざやかに描きだされる。
著者等紹介
ゴーリキー,マクシム[ゴーリキー,マクシム][Gorki,Maxim]
1868年ニージニー・ノヴゴロド生まれ。ロシア各地を放浪した後、作家活動を開始する。社会主義リアリズムを創始して、資本主義経済が生み出す人間の矮小化の問題を描き、闘う労働者大衆による革命運動の理想を追求した。1936年にモスクワで没する
シュタイン,ペーター[シュタイン,ペーター][Stein,Peter]
1937年ベルリン生まれ。巨匠フリッツ・コルトナーの許で演出を学び、70年代から80年代にかけて黄金期ベルリン・シャウビューネを牽引、クラウス・パイマンと並んでドイツ語圏の“68年世代”を代表する演出家と目される。2000年のハノーファー万博では、ゲーテの『ファウスト』を21時間かけて通し上演した
シュトラウス,ボートー[シュトラウス,ボートー][Strauss,Botho]
1944年ナウムブルク生まれ。1967年から演劇誌「テアーター・ホイテ」にて演劇批評を担当、1970年からベルリン・シャウビューネに参画。現代人の空虚な心象風景を神話的世界と絡めて提示する数々の話題作を提供し、80年代にはハイナー・ミュラーと並び称された現代劇作家、小説家
大塚直[オオツカスナオ]
1971年広島県生まれ。ボートー・シュトラウスに関する研究で博士号取得。専門は近現代ドイツ語圏の演劇・文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。