内容説明
ワーグナー音楽の熱烈な崇拝者であるヒトラーの支持のなかで、バイロイト音楽祭はどのように運営されたのか。ワーグナーの孫娘であるフリーデリントが、亡命するまでの日々を語るなかで見えてくる、激動期の音楽祭とその一族。
目次
救国者が来た日
シンデレラ・チャイルド
バイロイト・フェスティバル
コージマは思い出す
家族で行列行進曲
父にはわたしが必要
指揮台をめぐる戦い
父の一周忌
ラズベリー・シロップで忠誠乾杯
ベルリンの休日〔ほか〕
著者等紹介
ワーグナー,フリーデリント[ワーグナー,フリーデリント][Wagner,Friedelind]
1918‐1991。作曲家リヒャルト・ワーグナーの孫。ドイツ、バイロイトに生まれ、祖母と父の死後、バイロイト音楽祭を手伝うが、ヒトラーのナチス・ドイツと音楽祭をめぐり母ヴィニフレートと対立、英国などをへて1942年米国に亡命した。戦後はヨーロッパに戻り音楽祭関連の仕事もするが、バイロイト定住はかなわなかった
クーパー,ページ[クーパー,ページ][Cooper,Page]
1891‐1958。米国ウェストヴァージニア州生まれの作家。児童向けフィクション、ノンフィクションのほか、伝記および馬に関する物語も多く執筆している
北村充史[キタムラミツフミ]
1939年奈良市生まれ。京都大学法学部卒業。著述家・翻訳家。NHKドラマ部ディレクター、チーフプロデューサー、総合企画室主幹、WOWOWゼネラルプロデューサーなどを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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