内容説明
日蓮系新宗教の隆盛の原因を、欧米の「セクト」とは異なる「宗教的排他性」という概念に着目し、アンケート調査を核とする社会学的アプローチを存分に駆使して、その謎を実証的に解明した。
目次
宗教伝統と宗教的排他性
第1部 日蓮系新宗教における宗教的排他性の歴史的展開(本門佛立講の展開と宗教的排他性;浄風教会の展開と宗教的排他性;創価学会の展開と宗教的排他性)
第2部 宗教的排他性の持続と変容(宗教的排他性の意識と行動;地域的受容と宗教的排他性)
第3部 日蓮系新宗教における宗教的排他性の基本的性格(日蓮系新宗教の現世的排他主義)
現世的排他主義の持続と変容
著者等紹介
大西克明[オオニシカツアキ]
1972年島根県生まれ。1995年創価大学文学部社会学科卒業。2007年東洋大学社会学研究科博士課程修了。現在、東洋大学東洋学研究所客員研究員、博士(社会学)。専門は宗教社会学、宗教集団・組織論、社会調査(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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