内容説明
ホームズvs銭形平次!?豪華執筆陣が贈るシャーロック・ホームズ贋作集。パスティーシュ篇・パロディ篇・クラシック篇・エロティック篇・ショートショート篇・異色篇・新世紀篇からなる21編。
著者等紹介
北原尚彦[キタハラナオヒコ]
1962年、東京に生まれる。青山学院大学理工学部物理学科卒。作家、翻訳家。日本推理作家協会会員。日本SF作家クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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紅はこべ
60
パスティーシュとパロディの違いがわかった。ホームズがポーカーするのかな?ショートショート系がよかった。「怪犯人の行方」は、内容的、トリック的にはいかにもホームズものらしい。文体は違うけど。2016/10/13
山田太郎
58
天城一目的で読んでみた。なんか、ホームズの性格についていけないもんがあるな。ラリリの性格破綻者な気がするが。なんか、少し読む分はいいけど、こんだけ集まるとちょっときついな。2016/03/14
ホームズ
19
色んなシャーロック・ホームズ物を読んでは見たいけど・・・。この本はあまり当りがなかった気がする。多少のおふざけくらいなら良いけどあまりに馬鹿馬鹿しい感じの作品もあるしちょっと読むのに時間がかかってしまった。2012/10/02
こんがりモード
6
しょーもな!って思うものも多かったけど、編者の北原先生の解説の熱と、レアなものなんだろうなあこれ…っていう気持ちで、よかったです。ホームズ好きだし。2014/01/09
ryo
4
北原尚彦が編んだ日本版ホームズ贋作集。収録作がバラエティに富んでおり、通読して飽きない構成となっている。個人的にはパスティーシュ、パロディの部の作品が特に印象に残った。ホームズが南方熊楠と対決する荒俣、名馬シルバー・ブレイズの後日談を書いた林望、ホームズ対銭形平次を鮮やかに描き切った北杜夫、『椿姫』や『ドラキュラ』を絡め、高度なギャグを展開した中川、『三人のガリデブ』から日本人ならではのトリックを編み出した北原など、原作の旨みをそれぞれの作風で活かした作品となっている。『栄冠』と併せてお勧めしたい作品集。2020/11/04
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