内容説明
本格ミステリの巨匠にして、名編集者の顔も持つエラリー・クイーンが一九三三年に創刊し、わずか四号で廃刊となった幻の雑誌「ミステリ・リーグ」。クイーンの情熱ほとばしるエッセイ「クイーン好み」や、珠玉の短編群、舞台奇術のタネ明かし「フーディーニの秘密」、著名人からも手紙が寄せられている「読者コーナー」等、多彩な誌面から選りすぐりの作品を集めた傑作選。
著者等紹介
飯城勇三［イイキユウサン］
１９５９年宮城県生まれ。東京理科大学卒。エラリー・クイーン研究家にしてエラリー・クイーン・ファンクラブ会長（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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紅はこべ
15
クイーンが編集し、4号で廃刊になった幻の雑誌『ミステリ・リーグ』から長編短編エッセイ読者投稿などを収録。この雑誌の失敗が後の『EQMM』の成功に繋がったようだ。小説よりクイーンのエッセイの方が興味深かった。クイーンがルパンのファンというのも意外。ミステリ作家が実際の事件についてのコメントを求められることについての苦情も笑えた。 2014/08/16
ホームズ
13
『偉大なるバーリンゲーム氏』『完全なる償い』など収録されている作品も面白いがエッセイや読者からの投書が良かったな～（笑）未収録の作品もまとめて復刻してくれたらいいのに（笑）2012/09/02
ホームズ
2
４冊まとめての復刻のほうがいいかな。2007/08/24
いちはじめ
2
エラリー・クィーンがエラリー・クィーンズ・ミステリ・マガジン以前に編集したもののあえなく4号でつぶれた伝説のミステリ雑誌に掲載された作品からの傑作選。クィーンのコラムなどが読める点では貴重だが、雑誌そのものの完全復刻でないのは惜しい2007/08/17
