内容説明
いま「反逆」とはなにか。反逆するための美学がもった思想、アヴァンギャルド芸術を徹底検証。20世紀に起ったアヴァンギャルド運動を未来派、ダダ、シュールレアリズムから、現代におけるアヴァンギャルド芸術である岡本太郎、荒川修作、松澤宥、寺山修司までラディカルな思想で描ききる。
目次
序論 反逆する美学のために―社会システムの変容とアートのサヴァイヴァル(反逆する美学のために;社会システムの変容とアートのサヴァイヴァル)
第1部 二〇世紀芸術の軌跡(アヴァンギャルドの夜明け―マリネッティと未来派;速度と機械の美と未来派の挑戦 ほか)
第2部 反時代的考察(プレイバック二〇世紀―人間・無意識・複製;未完の世紀とアヴァンギャルドの時代 ほか)
第3部 岡本太郎、荒川修作、松澤宥…(岡本太郎とバタイユ―「太陽の塔」解読の試み;岡本太郎とマルセイ・モース―ミュゼ・ド・ロムから「明日の神話」へ ほか)
著者等紹介
塚原史[ツカハラフミ]
1949年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒、京都大学大学院文学研究科修士課程(フランス文学専攻)修了、パリ第3大学博士課程(トリスタン・ツァラ研究専攻)中退。現在、早稲田大学法学部教授。トリスタン・ツァラ文化文学協会(ルーマニア)名誉会員。専攻は表象文化論(アヴァンギャルド、ダダ・シュルレアリスム研究)、現代思想(ボードリヤール研究)。思考実験としての芸術と思想の結びつきから現代文化の新たな可能性を模索している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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