内容説明
魅惑の、しかし血と因縁にまみれた宝石の数々、ブレイディング・コレクション。射殺死体となって発見された所有者は、自らの運命を予期していた…!?後に残された、忌まわしき遺産に翻弄される人々の前に現れた探偵は、編み物を手にした老婆だった。近年、再評価の声も高まっているウェントワースの“ミス・シルヴァー”シリーズ、論創海外ミステリに登場。
著者等紹介
ウェントワース,パトリシア[ウェントワース,パトリシア][Wentworth,Patricia]
1871~1961。本名ドラ・エイミー・エレス(Dora Amy Elles)、インドに生まれる。1923年、The Astonishing Adventure of Jane Smithでミステリ作家としてデビューするが、それ以前からウェントワース名義でロマンス、歴史小説等を発表していた。28年に刊行されたGrey Maskに登場するミス・シルヴァーは、女性名探偵として支持を受ける。オーソドックスな謎解きものに、登場人物のロマンスを絡めた作風が特徴である
中島なすか[ナカジマナスカ]
津田塾大学国際関係学科卒業。インターカレッジ札幌在籍中。熊本市在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。