内容説明
渓谷で山火事が起こり、九人の犠牲者が出た。六年の歳月を経て、その原因を究明しようと男が一人、朽ち果てた村を訪れる―火事で死んだ親友の手紙を手がかりにして。オーストラリアの大自然を背景に、緻密な推理が展開される本格ミステリ。
著者等紹介
コーティア,S.H.[コーティア,S.H.][Courtier,S.H.]
1904~74。オーストラリア、ヴィクトリア州生まれ。メルボルン大学卒業後、学校教師、校長を務めた。メイホン警視、ヘイグ警部が活躍する二つのシリーズを中心に、ミステリ長編は24作品にのぼる
伊藤星江[イトウホシエ]
独協大学外国語学部英語学科卒業。インターカレッジ札幌で翻訳を学ぶ。札幌市在住
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感想・レビュー
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紅はこべ
10
オーストラリアミステリ。親友を山火事で失った主人公の警官が、その山火事に疑問を抱き、親友の手紙を元に調査を開始、真相を探ろうとする。オーストラリアの美しい自然と対照的な人間の醜さが露呈されます。2008/01/24
飛鳥栄司@がんサバイバー
8
36人が住んでいた村を山火事が襲い、うち9名が犠牲になる。犠牲者の親友の主人公が、友からの手紙と証言記録などを元に、真相を探る。オーストラリアのミステリだけあってか、オーストラリアの自然の醍醐味をうまくミステリと絡めており、なかなか興味深い作品である。与えられる情報が一方的すぎるので、ちょっと状況の整理に苦労した。手紙と証言記録から山火事時の状況を再構築していく過程が読みどころ。隠されていた陰謀がもう少し大胆不敵であればもっと盛り上がったのかもしれない。読後感は上質のアドベンチャーゲームを楽しんだ感じだ。2014/12/03
慧
0
★★2005/04/28