相対的浮世絵

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  • サイズ B6判/ページ数 295p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784846006297
  • NDC分類 912.6
  • Cコード C0074

内容説明

いつも一緒だった四人。大人になった二人と、高校生のときに死んだ二人。そんな四人が想い出話に花を咲かせようとするが…。とても楽しいはずの時間は、どうにも割り切れない小さな気持ちのあいだで揺れ動く。収録作品―「燕のいる駅」「錦鯉」「相対的浮世絵」。「MONO」土田英生戯曲集。

著者等紹介

土田英生[ツチダヒデオ]
1967年、愛知県大府市生まれ。1985年立命館大学入学と同時に演劇を始め、1989年に「B級プラクティス」(現MONO)結成。1990年以降全作品の作・演出を担当する。張りつめた状況の中に身を置く普通の人々のたたずまいや認識のズレから生じる会話の可笑しさや哀しさを軽快なテンポで見せることで評価を得ている。1999年『その鉄塔に男たちはいるという』で第6回OMS戯曲賞大賞を受賞。2001年、文学座に書きおろした『崩れた石垣、のぼる鮭たち』で第56回芸術祭賞優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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やまねっと

1
土田さんの本は弱い人間が登場して弱いまま終わっていく。でもそこに哀愁的感傷が残る。この本は土田さんの3本の戯曲が載っている。手前味噌だが、再演がされる程なのでとても面白い。でも、改めて上演された状態で観たいと思った。錦鯉は僕が初めてMONOを観た作品だ。当時見た感じとは少し違う印象を持った。本で読んだこともあるが、アート館で観た時とヤクザ的な解釈が再演のこの本とは深さが違うと思った。 どの戯曲も面白いが読んで燕のいる駅が一番深いと思った。2018/02/04

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