失われた遺産―クメール遺跡盗掘の謎にせまる

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  • サイズ B6判/ページ数 228p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784846005320
  • NDC分類 709.235
  • Cコード C0022

内容説明

なぜ国宝は売買されるのか。窃盗団の暗躍により廃墟と化しつつあるカンボジア古代遺跡。東南アジアの密輸ルートの実態を現地取材した渾身のルポルタージュ。

目次

第1章 幻の寺「バンテアイ・シマー」(クメール王朝の大城塞都市へ;国宝文化財盗掘の実態と日本への援助要請 ほか)
第2章 窃盗団の輸送ルート(どこから盗掘するのか;陸上および海上ルート ほか)
第3章 骨董品に群がる欧米・日本人マニア(古美術品密輸の中継基地、バンコクと日本人客;「リバー・シティー」の顧客 ほか)
第4章 「民族の遺産」を守れ(密輸の摘発と現行法の盲点;タイ・カンボジア政府が協力へ ほか)

著者等紹介

長島正幸[ナガシママサユキ]
1948年静岡県生まれ。1973年米国留学の後、慶応義塾大学法学部を卒業。1978年上智大学国際部修士課程修了。日産自動車、朝日イブニング・ニュース社勤務を経て、1980年ユニセフ(国連児童基金)広報官としてバンコクに赴任。バングラデシュ勤務の後、1985年バンコクでアジア・メディア・インフォメーションセンター社(AMIC)を設立し代表となる。日刊タイ情報紙『クルンテープ・ジャーナル』を主宰する傍ら、東南アジア問題の研究・執筆に従事
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感想・レビュー

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Majiska

1
考古学的に盗掘について報告した論文かと思って読んだら、社会的に盗掘問題を捉えたルポルタージュでした。テーマはよいのですが、構成が甘く内容の重複や文言の繰り返しが目立ち、特に前半100ページに渡って緊張感を欠いてしまっているように思われました。 十年前の本ですが、近代アジアにおける文化保護の流れは知ることができました。2014/06/21

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