内容説明
若く美しいファッション・モデル、イーデン・ショーは、幼なじみのエイヴェリル・ブレインの結婚式のために故郷セントルイスへ向かう。再び浮上する幼なじみとの確執、将来の夫となる男の存在…それぞれの思惑が交錯する、手に汗を握る極上のロマンティック・サスペンス。殺人へといざなう恐怖の夜間飛行、そして悪夢の七日間がはじまる。
著者等紹介
エバハート,ミニオン・G.[エバハート,ミニオンG.][Eberhart,Mignon G.]
1899~1996。アメリカ中央部ネブラスカ州に生まれる。小説家としての長編デビューは、看護婦セアラ・キートと、入院して知り合ったランス・オーリアリー警部のコンビが活躍するシリーズの第一作目The Patient in Room 18(1929)であり、翌年同シリーズWhile the Patient Slept(30)で、ダブルデイ社の年間最優秀ミステリに与えられる「スコットランドヤード賞」を受賞。エバハートは、M・R・ラインハートとともに「HIBK(もしも知ってさえいたら)」派に属し、ゴシック・ロマンスと伝統的な謎解きミステリを結合させた点において、その功績は大きく、多くの作家に影響を与えた。後年、アメリカ探偵作家クラブ(MWA)の会長を務め、71年にはMWAグランドマスター賞を受賞
板垣節子[イタガキセツコ]
北海道札幌市生まれ。通信教育課程にて慶応義塾大学文学部を卒業。インターカレッジ札幌にて翻訳を学ぶ
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感想・レビュー
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アカツキ
7
幼馴染エイヴェリルの婚約者を奪ったことのあるイーデンは、エイヴェリルから過去のことは水に流したから結婚式に来て欲しいと招待される。しかし、イーデンと花婿ジムは会った瞬間に恋に落ちてしまい、それをエイヴェリルに勘付かれてしまう。そんな折、ジムが作ったという特別なエンジンを搭載した飛行機のテスト飛行中に墜落、エンジンの設計図も消える。さらに殺人事件まで起きて…。三角関係に気を取られてミステリが頭に入ってこない。エイヴェリルの鬼キツい性格を思うと、略奪というより逃げ道としてイーデンが選ばれた気がしないでも…。2021/01/12
チェス
2
この作者さん、背景は違うにしろ、人間関係似てる。だから犯人も分かってしまう。2023/10/11
三門 優祐
1
主人公が笑うほどいやな女。ミステリとしては駄目駄目ですが、人間関係の醜さはピカイチ。2009/04/23