内容説明
「私の無実を晴らしてくれ!」依頼を受けた私立探偵シェル・スコットは、きな臭いショー・ビジネス界を探る中、数々の危険と引き替えに真実を掴む。悪党どもをいぶり出すためにとった奇想天外な作戦とは?1950、60年代のアメリカで人気を博したプラザーの名キャラクター“シェル・スコット”が、華麗なるハリウッドを舞台に縦横無尽に活躍する、珠玉のコメディー・アクション。
著者等紹介
プラザー,リチャード・S.[プラザー,リチャードS.][Prather,Richard S.]
1921生。カリフォルニア州サンタ・アナに生まれる。リヴァーサイド・ジュニア・カレッジで学び、さまざまな職を経た後、執筆活動に入る。1950年「シェル・スコット」シリーズの第1作『消された女』でデビュー。55年に発表した『殺しのストリップ』では、それまでのシリアスなスタイルから一変、コミカルかつ破天荒なキャラクターとストーリーが好評を博し、人気作家となる。全36作に及ぶ本シリーズは、400万部以上を売り上げた
三浦彊子[ミウラキョウコ]
英米文学翻訳家。主な訳書に、『イバーラの石』(集英社)、『満ち足りて死ぬこと』(翔泳社)などがある
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感想・レビュー
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夢追人009
267
論創海外ミステリの5冊目ですね。ジャンルはユーモア・ハードボイルドですが作中に殺し屋が出て来て探偵との銃撃シーンもありますので、馬鹿バカしく笑えるだけのミステリではありません。本書には作中に往年の大女優マドリン・ウィローが登場していまして、おそらくマリリン・モンローを意識していると思われますが本書の出た1965年の3年前に亡くなられていますね。LAの私立探偵シェル・スコットは銀髪がトレードマークで女性に優しく彼女の為に部屋で炭火焼肉を焼いて火事になりかけるドジな所もありますが根は真面目なナイスガイですね。2022/06/13
Genei-John
2
くだらなくて結構面白い。でも、こういうのは正直、文庫で読むものだよなぁ。2014/06/19