内容説明
兄、共産党、戦争、酒と女たち…“無頼派作家”といわれた田中英光の内面を代表作『オリンポスの果実』等々の作品群と多くの随筆や同時代の証言を手懸りに照射し新たなる“田中英光像”を創出する異色作。
目次
第1章 遺書は語る
第2章 揺れる青春
第3章 朝鮮半島へ
第4章 『オリンポスの果実』誕生
第5章 ぶれる実像
第6章 酔いどれ船
第7章 エピローグ
著者等紹介
南雲智[ナグモサトル]
1947年、新潟県上越市生まれ。大妻女子大学比較文化学部教授、東京都立大学名誉教授。専攻は中国近・現代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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