内容説明
戦後初の集大成。英国仕込みの香気漂うダンディズム、犯罪小説の伝説的作家が描く惨劇と人間心理の暗黒。
著者等紹介
松本泰[マツモトタイ]
1887(明20)年、東京生まれ。本名泰三。慶応義塾文学科在学中『三田文学』に「樹陰」を発表してデビュー。卒業後イギリスに留学。帰国後、1921(大10)年に探偵小説のデビュー作「濃霧」を発表、また、東京東中野に文化住宅を建設し、文化サロンを形成した。23年奎運社を創設、『秘密探偵雑誌』、『探偵文芸』を発刊、自らも探偵小説を発表した。39(昭14)年死去
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