ルーゴン・マッカール叢書
ルーゴン家の誕生

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  • サイズ A5判/ページ数 402p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784846004033
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

内容説明

物語は1851年12月7日、サン=ミットル平地で蜂起軍に参加しようとするシルヴェールの登場で始まり、12月14日、同じ場所でシルヴェールが処刑されたところで終わる。この平地はかつて墓であった。墓は満杯になり町の反対側に新しく作られることになり、遺骨の発掘が行われ、何の宗教的儀式もないまま運ばれていった。長い間、旧墓地は放置され自然の浄化作用を待ち、やがて公共の空き地として住民に利用されるようになった。聖なる地が俗化し、蘇り、新しいサイクルが始まった。まさに「ルーゴン=マッカール叢書」20巻の巻頭を飾るにふさわしい設定である。

著者等紹介

伊藤桂子[イトウケイコ]
愛知県立大学フランス学科卒業。大阪大学大学院文学研究科修士課程修了。著述、翻訳に従事
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