内容説明
シベリア抑留最年少組の著者が来し方を振り返りながら石原吉郎、菅季治、牧野富太郎らの晩年によせて、自らの老いをユーモアとペーソスを交えてつづる。
目次
プレリュード
カーポート
『語られざる真実』再読
般若心経
記憶の穴
北海道と私
Y君へ
大泉社長会
当分休業
目耳鼻口
散歩
七十四歳、終わりの日々
市川正一の碑
草を褥に
著者等紹介
落合東朗[オチアイハルロウ]
1926年、北海道落石に生まれる。1945年7月、満州ハルビン(中国東北)の関東軍第二六三部隊に入営。同地で終戦を迎え、シベリアに抑留。1949年8月、舞鶴に帰還した。1955年、早稲田大学第一文学部(ロシア文学専攻)卒業
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