内容説明
謎の娘ソラから、巨大打ち上げ花火の製作を頼まれた若き花火師、玉屋清吉の運命は…。天保の改革の真只中、無茶を通したい江戸っ子達による超スペクタクル・ファンタジー。
著者等紹介
中島かずき[ナカシマカズキ]
1959年、福岡県生まれ。立教大学卒業。舞台の脚本を中心に活動。1985年4月、『炎のハイバーステップ』より座付作家として劇団☆新感線に参加。以来、物語性を重視した脚本作りで、劇団公演3本柱のひとつ“いのうえ歌舞伎”と呼ばれる時代活劇を中心としたシリーズを担当
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感想・レビュー
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やまねっと
11
爽快な異端者話だった。やはり江戸を舞台にすると粋な物語が生まれるなと思った。 この公演はいしだ壱成が公演中に覚醒剤で捕まる事件があった公演だ。しかし公演中止にはせず、主役の代役に山崎裕太迎えて披露されてたことを記憶に残っている。 あと、アニメにもなっていたような気がする。 見事な当て書きで、登場人物を想像しながら読むのも楽しかった。隠居役はおひょいさんである。それだけで笑える。火縄の鉄十が橋本ジュンなのも想像できてお見事です。 よく出来ているのでどこかでまた再演してはくれないかと密かに願っている。2023/09/21
めぐみ
2
某演劇祭の候補作の1つとして。大人から子供まで楽しめる、とはいかないネタもチラホラ。2016/03/07
がしょー
0
「あんたに月まで届く打ち上げ花火をこさえてもらいたい」 少女、ソラが花火屋の玉屋清吉に頼んだことは月まで花火を打ち上げることだった!? 清吉は仲間たちを巻き込み、ソラの願いを叶えようとするが――!? 中島かずき節炸裂の戯曲です。タイトルだけで惹かれます。大江戸+ロケットなんて惹かれるに決まってます。物語はいたってシンプル。登場人物たちの目的と障害がわかりやすい。戯曲初心者の私にはとても助かりました。アニメ・舞台で活躍する中島かずきを本で楽しみたい人には薦めたい一作です。2014/11/25
ふぃー
0
中学生のときに見てたアニメの原作が、中島さんの脚本の劇団新感線の舞台だったなんて!いやはや読んでみてなつかしく、それでいてやっぱり熱い!おもしろい!楽しかった!空まで届く、花火を作る!禁制の時代に何かでっかいことがしたくてもできなくてうずうずしてたみんなが動き出すところとかもうたまらん!欲を言うなら生の舞台で見たかった。駿平かわいーな。アニメでも好きだけど小説でもかわいかった2014/04/14
辺野錠
0
楽しき小説。アニメ版も気になる。水野忠邦が罷免された時暴徒が家に押し寄せたってのは史実だったんだね。2010/03/03