環境の美学―ムラの風景とアメニティ

環境の美学―ムラの風景とアメニティ

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  • サイズ B6判/ページ数 293p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784846000752
  • NDC分類 629.1
  • Cコード C0025

内容説明

日本人の原風景には、農村の『やすらぎ感』が横たわり、アメニティ=生活の快適度の指標となっている。個人的原風景から国民的・人類的原風景へと論をすすめる著者はルーラル・デザインとアメニティとの関係を探求する。

目次

1 「景観」から「風景」へ
2 「原風景」の構図と作用
3 サウンドスケープ―風景論の展開
4 “匂い”をめぐって―風景論の展開
5 農業者・農村在住者の風景観
6 ルーラル・デザイン(農村修景)の精神と位置
7 ルーラル・デザイン寸描
8 農村アメニティ・コンクール

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

2
昔の院生時代、ゼミで報告したときの参考文献を紐解いた。懐かしい。2000年前後の当時、農村アメニティが提起され、CVMで盛んに仮想市場評価法で分析されていたことを思い出した。農村景観を住民にアンケート調査する、という科学的な手法を使いつつも、数量化できない部分は質的評価する以外ない。著者の勝原先生は、『科学』2002年、第72巻第5号にもランドスケープ論に掲載している(530-536ページ)。棚田や合掌造り集落のような農村景観を数量的に把握しつつ、同時に、質的な定性分析と両刀づかいで景観価値を把握した。2012/11/24

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