内容説明
刻々と自己の表現スタイルを変貌するブニュエル。「私は精神分析不可能だ」と語るブニュエルに、2人の映画狂が白熱したバトルトークを仕掛け、『アンダルシアの犬』から『欲望のあいまいな対象』に至る全作品のクリエーションの秘密に迫る。世界を常に挑発しながら、イロニーとエロティックな幻想を自在に操るルイス・ブニュエルのインタヴュー。
目次
1 パリ、ハリウッド時代のブニュエル(始まりの記憶;私はまだ天職を持っていない;掌をうようよする蟻の夢『アンダルシアの犬』28年;極石が映画館を襲撃した!;異常なまでの真実の映画 ほか)
2 メキシコ時代のブニュエル(普通の映画を作ること;うまくいかなかったフィルム;完全に孤独な男の映画;破壊的な狂気の愛 ほか)
3 ブニュエル、ヨーロッパへの回帰(スカートを履いたドン・キホーテ;ドヌーヴは素晴らしい女優だ;私は欲求不満が好きだ;主役に2人の女優を使う ほか)