内容説明
本書には、1982年以降に書かれた映画評を集めている。そしてその大部分はアメリカ映画について書かれたものである。
目次
1 ’80年代映画日誌(ぼくらのグレート・ムーヴィー―スティーブン・スピルバーグ『ET』;疲れてしまったルーカス―ジョージ・ルーカス『スター・ウォーズ ジェダイの復讐』;ポップ・エイジのルーツ―スティーブン・スピルバーグ『トワイライトゾーン/超次元の体験』 ほか)
2 映画的状況へのメッセージ(普通の映画を忘れないで―1986年の映画界についての覚え書き;後楽園シネマでモリー・リングウォルドを見ることの無類の幸福について;新しいアメリカの女性監督たち;あるフィルムセンター体験;触覚の映画―1988年の映画界と『ベルリン天使の詩』)
3 さようなら、映画館(祈りの映画―D.W.グリフィス論;スクリューボール・コメディの復権―フレッド・スケピシ『愛しのロクサーヌ』;叫びとささやき―スタンリー・キューブリック『フルメタルジャケット』;幼年期の終わり―スティーブン・スピルバーグ『太陽の帝国』;重力とガラス―フィリップ・カウフマン『存在の耐えられない軽さ』;さようなら、映画館)



