内容説明
音を鳴らそう。想像力を持って!「音響彫刻」とは、バシェ兄弟によって考案・制作された、楽器であり彫刻でもある、音の鳴るオブジェのこと。音の響きや共鳴のしくみ、動力、素材、デザインと構造―自分でつくるためのヒントが満載の、楽しい音響彫刻入門。
目次
音と音響(楽器と音;音を聴く ほか)
サウンドエレメント(平らな金属棒;鉄琴の調律 ほか)
メカニック(「音の噴水」のための水動力;水掻き車 ほか)
デザインと構造(木材を使ったデザイン;羽の取り付け ほか)
著者等紹介
惠谷隆英[エタニタカヒデ]
医師。ドイツ・フランクフルト生まれ。博士(学術)。専門は音楽心理学、音楽神経科学、精神医学。2013年に慶應義塾大学法学部を卒業後、2015年に東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程を修了。2019年に東京大学大学院総合文化研究科博士課程を修了、2024年に金沢大学医薬保健学域医学類を卒業。これまでに、早稲田大学人間総合研究センター招聘研究員、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科研究員を務め、現在は慶應義塾大学病院に所属。2021年にスロイス賞(金沢大学)、2024年に日本音楽知覚認知学会研究選奨を受賞
亀川徹[カメカワトオル]
九州芸術工科大学音響設計学科卒業後、NHKに入局し、N響コンサートなどの音楽番組の音声を担当。2002年に東京藝術大学音楽環境創造科に就任し、音響、録音技術について研究指導をおこなう。近年は22.2マルチチャンネル音響などの3Dオーディオに関する研究や、アーカイブ化、インターネットによる発信などにも取り組んでいる。AES(Audio Engineering Society)フェロー。博士(芸術工学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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