アーティストが服を着る理由―表現と反抗のファッション

個数:

アーティストが服を着る理由―表現と反抗のファッション

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2025年09月23日 23時38分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 368p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784845924042
  • NDC分類 702.06
  • Cコード C0070

出版社内容情報

アトリエで絵具にまみれながら制作するとき、

自分の姿を作品に取り入れるとき、公の場に出るとき、

彼らは何を着て、どのように自らを表現するのか?



70人超のアーティストの日々の装いと制作から考える、わたしたちと衣服の関係



私たちは日々、どのように服を着ているでしょうか? 通勤には妥協したコーディネートで、フォーマルな場ではふさわしい服装で。そして遊びに行くときには、別の自分になれるような装いで。何気なく着ているように思えても、そこには社会の不文律やジェンダー規範、そしてアイデンティティや自己認識が関係しています。



いっぽう美術の世界で活動するアーティストたちは、好きな服装で、自由な働き方をすることができます。しかし彼らは、服を着た自らの姿を作品に取り入れたり、自分のアーティストとしてのイメージを確立するために服を利用したりすることもあります。彼らの服装は、先進性を求めながらも保守的な業界に対して、時に抵抗のメッセージを表明してもいます。服はアーティストにとって、自分を表現するための、そして体制に反抗するための手段となるのです。こうした彼らの態度は翻って、制作に最適で機能的な服の選択や、絵具にまみれた靴にも見ることができるでしょう。



本書では70名を超える現代美術のアーティストに注目し、豊富な図版とともに彼らと衣服の関係を解き明かします。前半では、スーツ、デニム、作業着など、アーティストが「何を」着るかに注目。後半では「どう」着るかにフォーカスし、ある種のパフォーマンスとして服を着るアーティストや、服を通して自分が属する文化や環境について考察するアーティストの実践を紹介します。



たとえば、服を作品の素材とし、晩年にはヘルムート・ラングと友情を育んだルイーズ・ブルジョワ。つねにジーンズを履き、時代のアイコンとして名声を得たアンディ・ウォーホル。同じ服、メイク、ウィッグで5年間ひとりの人物を演じつづけたリン・ハーシュマン・リーソン。同性愛が違法だったイギリスでクィアを貫き、服装で個性を表現したデイヴィッド・ホックニー。サッカー・サポーターのあいだで起こった「カジュアル」ムーブメントを経験し、階級と服装に関する探求を続けるマーク・レッキー。思い思いの服装で2019年のターナー賞を共同受賞した4名のアーティストたち……。それぞれの多様で切実な「着る理由」は、私たちと衣服の日常的な関係をもう一度考えるきっかけを与えてくれます。



アーティストのワードローブは、その勇気や反抗心、あるいは社会の文化やイデオロギーへの従属について、何を語ってくれるだろう? さらに一歩進んで、私たちも自らのワードローブを見直し、「それでは私たち自身はどのように体制に反抗し、あるいは順応しているのだろう?」と問うこともできるかもしれない


【目次】

「5月のある水曜日の夕方……」

ルイーズ・ブルジョワ

テーラリング

ジャン?ミシェル・バスキア

作業着

サラ・ルーカス

デニム

ニコール・アイゼンマン

「私はいま、ひどい格好で……」

服に付いた絵具

ヨーゼフ・ボイス

アートにおける服

マルティーヌ・シムズ

ファッションとアート

シャーロット・プロジャー

カジュアル



参考文献

スペシャル・サンクス

謝辞

図版出典

内容説明

ルイーズ・ブルジョワ、ギルバート&ジョージ、フリーダ・カーロ、アンディ・ウォーホル、ヨーゼフ・ボイス、シンディ・シャーマン、草間彌生…アトリエで絵具にまみれながら制作するとき、自分の姿を作品に取り入れるとき、公の場に出るとき、彼らは何を着て、どのように自らを表現するのか?アーティストの日々の装いから考える、わたしたちと衣服の関係。

目次

「5月のある水曜日の夕方…」
ルイーズ・ブルジョワ
テーラリング
ジャン=ミシェル・バスキア
作業着
サラ・ルーカス
デニム
ニコール・アイゼンマン
「私はいま、ひどい格好で…」
服に付いた絵具
ヨーゼフ・ボイス
アートにおける服
マルティーヌ・シムズ
ファッションとアート
シャーロット・プロジャー
カジュアル

著者等紹介

ポーター,チャーリー[ポーター,チャーリー] [Porter,Charlie]
ライター、ファッション評論家、キュレーター。ウェストミンスター大学ファッション学部客員講師。『フィナンシャル・タイムズ』『ガーディアン』『ニューヨーク・タイムズ』『GQ』『ランチョン』『i‐D』『ファンタスティック・マン』などの新聞・雑誌に寄稿し、現在もっとも影響力のあるファッション・ジャーナリストのひとり。2019年ターナー賞の審査員を務めた

清水玲奈[シミズレイナ]
ジャーナリスト・翻訳家。東京大学大学院総合文化研究科修了(表象文化論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

水蛇

2
サラ・ルーカスの表紙がよすぎて発売が待ちきれなかった!冒頭のルイーズ・ブルジョワの例の毛皮のコートのくだりでさっそくゲイリー・インディアナが出てきて狂喜乱舞。縮んじゃった毛皮のコートがすでにありあまる物語を伝えてくるなあ。わたしたちは1日たりとも装うことから逃れられなくて、なにも身につけずに外を歩くと公権力のお世話になっちゃう社会では下着姿も全裸すらもコード化を免れない。わたしたちは意味や意図や文脈や意識や無意識やリスクや安全性の隙間を這うように、自分の境界線を求めて服を着てる。巨大なパフスリーブや2025/09/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22815989
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品