出版社内容情報
映像制作は、撮影現場では終わらない。
多様な技師たちとのポスト・プロダクション作業に挑む前に、
監督/ディレクターが知っておかなければならない編集技術のすべて
ドライブインシアターのレジ係から映画業界に入り、30年以上のキャリアを重ね一流編集者になった著者が、ジョルジュ・メリエス、D.W.グリフィスから現代のドラマシリーズまで、100本以上の作品を通して、映像編集の基礎知識、その歴史と技術の変遷、そして現代における実践の核心をこの一冊に凝縮。
本書では、ディレクションの観点から映像編集に取り組むための基礎知識から近年の技術解説まで、集団制作としての映像製作における優れた協働=コラボレーションのあり方を主眼に置き、この業界で長いキャリアを有する著者が丁寧に解説します。
映画編集の歴史についても概観し、この技術における伝統と革新の双方を視野に置いた上で、さまざまな作品の具体的な技法を図説しながら、映画、ドラマ、CMなどジャンルを横断。「なぜこの作品のこの場面に、この編集/方法がふさわしいのか」を実感できる筆致で、監督/映像ディレクターが知っておくべき知識のまとまった入門書です。
【この本で扱う内容】
撮影前の準備、編集の歴史とその影響、編集技師を選ぶ際に知っておきたいこと、編集の作業内容、ポストプロダクション、VFX、音響・音楽、納品、アーカイブなど
内容説明
映像制作は、撮影現場では終わらない。多様な技師たちとのポスト・プロダクション作業に挑む前に、監督が知っておかなければならない編集技術のすべて。ジョルジュ・メリエス、D.W.グリフィスから現代のドラマシリーズまで、100本以上の作品を通して、映像編集の基礎知識、その歴史と技術の変遷、そして現代における実践の核心をこの一冊に凝縮。
目次
第1章 編集を意識して撮影する
第2章 編集技師がもたらすもの
第3章 映画と編集の歴史を振り返る
第4章 共同作業者を選ぶ―監督と編集技師の関係
第5章 編集―編集技師の仕事
第6章 編集室―(1)デイリーからファーストカット試写まで
第7章 編集室―(2)ディレクターズカットから編集ロックまで
第8章 音響と音楽の制作
第9章 音響と音楽の編集とミキシング
第10章 仕上げと納品
著者等紹介
チャンドラー,ガエル[チャンドラー,ガエル] [Chandler,Gael]
「すべては、カリフォルニア州サンタローザの小さなドライブインシアターからはじまった」。『メアリー・タイラー・ムーア・ショー』のテッド・バクスターならこんなふうに紹介するだろう。スタービュー・モータームービーズでレジ係の仕事に就いた著者ガエル・チャンドラーは、映写室に強い魅力を感じた。この場所でフィルムベース、感光乳剤、フィルムセメント、スプライスなど、35ミリフィルムについての基礎を学び、労働組合の男性や町の映画館の支配人に掛け合って映写室を任され、組合に入ることも許可された。大学では編集の歴史、理論、実践についての講義を担当した。また、共同設立者としてPictureYoueBookを立ちあげた。現在も劇作家多脚本家として意欲的に活動し、地元のメディアセンターで定期的に公演を行っている
佐藤弥生[サトウヤヨイ]
英日翻訳者。幼少期を返還前の香港で暮らす。商社などの勤務を経て、国内メーカー、在日米海軍などで20年以上技術翻訳に携わったのち、出版翻訳に従事する
茂木靖枝[モギヤスエ]
英日翻訳者。ロンドンで英語とコンピューターを学ぶ。金融系システム会社や翻訳会社などの勤務を経て、現在は産業翻訳から出版翻訳まで幅広く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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