内容説明
科学からアニミズムまで軽やかに越境し未来へと流動する―しなやかなアート思考で人新世を読み解く批評‐エッセイ。30年にわたりメディアアートの第一線で活躍するキュレーターがフェリックス・ガタリの“エコゾフィー(エコロジー+哲学)”をキーワードに旅をしながら数々の作品を独自の視点でつなぎ合わせる現代アート探求!
目次
第1章 道標―思想の源流を遡る(エコゾフィーとアート;未来へと接続されるボイス)
第2章 フィールドへ―エコゾフィック・アート論(森;生;渦;水;地 ほか)
第3章 創発へ―アートコモンズ展望(想像力という“資本”―来るべき社会とアートの役割;アートコモンズの実践「対話と創造の森」)
著者等紹介
四方幸子[シカタユキコ]
京都府生まれ。キュレーター/批評家。美術評論家連盟会長。「対話と創造の森」アーティスティックディレクター。多摩美術大学・東京造形大学客員教授、武蔵野美術大学・情報科学芸術大学院大学(IAMAS)・國學院大学大学院非常勤講師。「情報フロー」というアプローチから諸領域を横断する活動を展開。1990年代よりキヤノン・アートラボ(1990‐2001)、森美術館(2002‐04)、NTT ICC(2004‐10)と並行し、インディペンデントで先進的な展覧会やプロジェクトを多く実現。国内外の審査員を歴任。共著多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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柿沢
4
アミニズムとか自然宗教の心意気に目を向けつつ、「情報のフロー」をキーワードに世界を見つめながらエコロジーアートを制作する。著者の方にお会いした時に生物と無生物の境界線の曖昧さについて伺った。ヨーゼフボイスが言ったように、資本主義やの無分別な価値形態を脱却し、万人がアーティストである世界を追求しようではないか。2026/04/27
tetekoguma
2
四方さんはキュレーターで十和田湖現代美術館の館長ですが社会思想に通じています。本書でも生命を基軸に人間の奥深いところで大切なはたらきをしているアートについてご自身がキュレ―とされた展示も紹介しながら書かれています。読み進めるうちに現代思想の流れとアートとの関係が少し見えてきました。アートの持つ根源的な力を見直す素敵な機会になりました。2026/05/17




