サスペンス小説の書き方―パトリシア・ハイスミスの創作講座

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サスペンス小説の書き方―パトリシア・ハイスミスの創作講座

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  • サイズ 46判/ページ数 212p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784845921133
  • NDC分類 901.3
  • Cコード C0098

内容説明

「あらゆる物語には、サスペンスがある。」著者唯一の創作指南書、待望の初邦訳!鋭利な観察眼と執拗な心理描写、深い洞察と巧みな構成で世界中の読者を魅了するサスペンスの巨匠が、「書くこと」と「仕事にすること」についてのノウハウを明かす。

目次

第1章 アイディアの芽
第2章 主に経験を用いることについて
第3章 サスペンス短編小説
第4章 発展させること
第5章 プロットを立てる
第6章 第一稿
第7章 行き詰まり
第8章 第二稿
第9章 改稿
第10章 長編小説の事例―『ガラスの独房』
第11章 サスペンスについての一般的な事柄

著者等紹介

ハイスミス,パトリシア[ハイスミス,パトリシア] [Highsmith,Patricia]
1921年テキサス州フォートワースに生まれ、ニューヨークで育つ。初期長編作品『見知らぬ乗客』『太陽がいっぱい』が映画化され、人気作家に。『太陽がいっぱい』でフランス推理小説大賞(1957年)、『殺意の迷宮』で英国推理作家協会(CWA)賞(1964年)を受賞。鋭利な観察眼と執拗な心理描写、深い洞察に裏打ちされた巧みな構成の作品は、サスペンスのジャンルを超え、世界中の文芸ファンを魅了している。1995年没

坪野圭介[ツボノケイスケ]
1984年東京都生まれ。和洋女子大学国際学部助教。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。専門はアメリカの文学と文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

115
作家による小説の書き方に関する本は、クーンツのような純粋ハウツー本かキング風の半自叙伝かに分かれる。作品を完成させるまでのプロセスを、ハイスミスが自らの経験を踏まえて語る本書は両者の中間に位置する。アイディアからノートの取り方、実際の執筆と行き詰まりの苦しさ、さらに作品の売り込みや編集者とのやり取りまで、ひとつの小説を書き上げるまでの人としての息遣いが伝わってくる。またサスペンスのジャンル作家扱いに反発しながら、より質の高い作品を書くために苦闘するハイスミスが長く読まれる作家となった理由が理解できるのだ。2022/04/23

ケンイチミズバ

99
テクニックや作家の方程式ではない。作品を作り出すのは個性であり、それは自分の中にあるもの。誰にでもできる、日常でメモを持ち歩く。旅先で遭遇した出来事が種になる。書き溜めたメモは後から読み返すと別々の出来事でも繋がりが見えて来たりもする。それが創作。完全なアリバイの作り方。繋がりのない二人がそれぞれの殺したい相手を交換し殺人を実行する。でもどうやってお互いが交換殺人を持ちかけるのだろう。そこが作家の力か。作家の頭の中が知りたくて読んでみた。子供ながら「太陽がいっぱい」は手に汗握りながら見た。作家の力だな。2022/04/20

コットン

80
ご存知パトリシア・ハイスミスがサスペンス小説について時には自作を例に出し実践的に創作について語っている本で面白い。冒頭の方では『アイデアの芽』:思考やアイデアやムードを喚起するならメモする。『勢いと確信』:「語らずにはいられな」と言いたくなる感覚になって書き始める。など簡単で適確なアドバイスもいい。2022/11/17

ワッピー

41
読み友さんの感想から。1966年の出版以来、版を重ねてきたハイスミスの創作論。単なるノウハウ集ではなく、ハイスミスと一緒に歩きながら、彼女が経験した苦労や推敲から完成へ至る喜び、出版社とのやりとりなど作品のできるプロセスをのぞき見しつつ、またその完成形を楽しむことができるエンタメ作品でもあると感じます。アイディアの発芽、書き出し、改稿、行き詰まり、出版社の意向を汲むことなど小説の誕生にかかわる要素がこんなにも面白いとは!本書を手に取ったおかげで、ハイスミス界を探求しようという気になりました。おススメ!2022/08/14

くさてる

21
ハイスミスを読み返したくなった。彼女の創作に関するノートという感じの内容なので、いわゆるHOWTO本を期待すると物足りないものがあるかも。それでも実作者ならではの具体的な創作へのこだわりや悩みは興味深く面白かったです。2022/06/12

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