虚像培養芸術論―アートとテレビジョンの想像力

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虚像培養芸術論―アートとテレビジョンの想像力

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  • サイズ 46判/ページ数 309p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784845920303
  • NDC分類 702.06
  • Cコード C0070

内容説明

1960年代、テレビジョンの想像力=「虚像」がアートを起動した。磯崎新は虚業をかたり、横尾忠則は虚像となり、高松次郎は影を演じた。今野勉はテレビの日常性を主張し、東野芳明はテレビ環境論を書いた。マスメディアの想像力を分母に、現代を逆照射する戦後日本芸術論。

目次

第1部 虚像培養芸術論(知覚のボディ・ビルディング―その日常性への上昇;東野芳明と横尾忠則―ポップ・アートから遠く離れて;戦後日本におけるマスメディア受容と現代芸術の文化学―高松次郎の場合)
第2部 アーティスト・アーキテクトの時代(出来事の編纂―都市デザインとしての“SOMETHING HAPPENS”;イソ、サム、トーノの“建築空間”―福岡相互銀行大分支店にみる建築と美術の協働;「かいわい」に「まれびと」が出現するまで―“お祭り広場”一九七〇年;繰り返し語り、騙られる“コンピューター・エイディド・シティ”をめぐって―一九六八年のテレビジョンと幻視者)
第3部 アートとテレビジョンの想像力(マスメディア空間における芸術表現と情報流通―雑誌『現代詩』を事例に;テレビ環境論その2―“あなたは…”と“ヴォイセス・カミング”と;流通するイメージとメディアの中の風景―今野勉の映像表現)

著者等紹介

松井茂[マツイシゲル]
1975年東京生まれ。詩人、情報科学芸術大学院大学“IAMAS”准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんい

5
日本蒙昧前史を読んで60~70年代に興味を持ち、テレビが急速に普及した同時代の動きを論じたもの。第六章では、大阪万博における「お祭り広場」の顛末が明らかになっている。第八章では、詩人がテレビ制作に関わっていたことがわかる。ちょっと知識や理解力が及んでいない部分もあるが、たんに事象を紹介するわけでなく、そういった事象が起こった背景と過程がわかった。第4章「出来事の編纂」では、磯崎新が岡本太郎と関わった「ぼくらの東京都市計画」が取り上げられている。ちょうどアースダイバーを並行で読んでいて、この章が心に残った。2021/05/23

tkm66

1
再読必要なし!すぐ売る!タイトルに反した・いや〈反した処〉か・・。彼は学者?著書には〈詩人〉と書いてあるが笑。¥3.500-も払わせた挙句に!2022/08/12

yu-onore

1
イメージが氾濫する時代において概念的になった芸術にたいし、「見ること」に寄り添った(知覚のボディビルディング=大衆文化への上昇)東野や石子を考えていく。磯崎はメディアに前近代の祭り広場的なものを見ていて、それが万博の設計に想定されたけどふつうに監視装置になったけど、でもダダカンがまれびととして訪れて……という流れがあったことは興味深い。2021/10/07

あんすこむたん

1
戦後美術史をユニークな視点で描いてる評論。題名通り、芸術家とテレビとの関係など他の本では触れない部分がなかなかいい。それ以外だと大阪万博について書かれているところに興味を持った。2021/10/05

hosakanorihisa

0
いやー2021年上半期ベストの一冊でした。 写真のぺらぺらさ、自分のぺらぺらさ、を見つめようと思い、虚像培養芸術論を読み始めましたが、そこに「テレビジョン」という広大な世界を見つけてしまいました。 自分のベースはマンガやアニメ、ゲームであるというアーティストステートメントに直結する世界です。 #Clubhouse をやってるモラトリアムな写真家と自分のことを考えていましたが、かなり勇気づけられてます。 2021/05/27

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