内容説明
「書くことは魂を育むこと」―心優しきニヒリストで、教師としては熱血漢。彼の文芸創作講座の教え子がまとめた、ヴォネガット流・創作指南+回顧録的文章読本。
目次
何かを書こうとしているすべての人へのアドバイス
小説を書くことについて
原動力
回り道をしながら前進
まっしぐらに前進
突破
価値あるテーマを見つけることへの不安、すなわち死の欠乏
原動力の切り札、すなわち恐れないこと
魂の成長
避難所
偉大な芸術をつくるもの、すなわち芸術と魂
変化の触媒
教師、すなわちもっとも気高い職業としての作家
教室のヴォネガット
重みと感触
才能
勤勉さ
落とし穴
方法論主義
実体化
増殖
再生
真珠の中の真珠
冒頭部
プロット
登場人物
耳で聞く散文
目で見る散文
ジョーク好き
ブラックユーモア
もっといい話になるように―見直しと校閲
どれにしようかな、すなわち選択
生計を立てること
心身のケアをすること
人生と芸術で遊びほうけること
愛、結婚、そしてベビーカー
いっしょのほうがいい、すなわちコミュニティ
著者等紹介
ヴォネガット,カート[ヴォネガット,カート] [Vonnegut,Kurt]
1922年インディアナ州インディアナポリス生まれ。2007年没。現代アメリカ文学を代表する作家。一四の長編小説のほか、講演集、エッセイ集、書簡集、戯曲などさまざまな作品がある。代表作に『プレイヤー・ピアノ』『タイタンの妖女』『母なる夜』『猫のゆりかご』『スローターハウス5』『チャンピオンたちの朝食』ほか多数
マッコーネル,スザンヌ[マッコーネル,スザンヌ] [McConnell,Suzanne]
作家、編集者、文芸創作の教師。1965年から67年まで、アイオワ大学文芸創作講座でカート・ヴォネガットに教えを受けた(ヴォネガットは『スローターハウス5』を執筆中の時期だった)。ヴォネガットとマッコーネルは友人となり、その友情はヴォネガットが亡くなるまで続いた
金原瑞人[カネハラミズヒト]
1954年岡山市生まれ。法政大学教授・翻訳家。児童書、ヤングアダルト小説、一般書、ノンフィクションなど六〇〇点近くの翻訳を手がける
石田文子[イシダフミコ]
1961年大阪府生まれ。大阪大学人間科学部卒業。金原氏に師事して翻訳関係の仕事にたずさわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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iwtn_
種蔵珪也
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