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内容説明
『白雪姫』から『アナと雪の女王』まで、ディズニー・アニメーションに輝きを与えた「アニメーションの女王たち」に光を当てるノンフィクション。
目次
若かりし日
口笛吹いて働こう
星に願いを
花のワルツ
リトル・エイプリル・シャワー
私の赤ちゃん
ブラジルの水彩画
ユア・イン・ジ・アーミー・ナウ
ジッパ・ディー・ドゥー・ダー
これが恋かしら
私だけの世界
きみもとべるよ!
いつか夢で
ダルメシアン・プランテーション
小さな世界
おいっちに、おいっちに
パート・オブ・ユア・ワールド
闘志を燃やせ!
生まれてはじめて
エピローグ ハピリー・エバー・アフター
著者等紹介
ホルト,ナサリア[ホルト,ナサリア] [Holt,Nathalia]
1980年生まれ。ノンフィクション作家。南カリフォルニア大学、テュレーン大学、ハーバード大学で学び、マサチューセッツ総合病院とマサチューセッツ工科大学、ハーバード大学による共同研究拠点レイゴン研究所などで研究職に就く。サイエンスライターとして『ニューヨーク・タイムズ』、『ロサンゼルス・タイムズ』、『タイム』等に寄稿。また、カリフォルニア工科大学図書館、ハーバード大学のシュレシンガー図書館などでも執筆活動を行っている
石原薫[イシハラカオル]
翻訳家。国内メーカー、米系デザイン会社勤務を経て、書籍の翻訳や企業向けの翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
68
クレジットは単なる名誉欲ではなく、1人1人の軌跡への想い。時代に翻弄されつつ、自らの道を模索。メアリーとグレイスの対照的な半生が印象的。作品では、そのグレイスの『MM風刺画』ですね。”切れ味”抜群。一方、時代や作品背景を通して垣間見るディズニーの”白黒”歴史も興味深い。中でも、白雪姫の意地悪な女王のモデルの件に、思わず微笑む。埋もれた”遺産”は、多々あるんだろうなぁという読後感。お気に入りの英文フレーズの1つ、”Happily ever after”で〆る本著。著者の願いも込められているものと推察。2021/10/06
富士さん
4
商品化部門の話など、歴史的な記述では興味深い発見がありましたが、ディズニーにおける女性の歴史という意味ではかなり不満が残る内容でした。「女王たち」というのは仕上に集まった女性を指しているはずなのに、仕上の役割や仕事についての記述がとても薄いことにそれが現れています。所々に言及はされており、独自の役割や新技術との関りなどの指摘がありますが、女性が如何に作品に貢献してきたかではなく、女性が如何に女性職から抜け出したかについての本なのです。資料不足から書けなかっただけなのかもしれませんが、引っ掛かります。2024/08/19
takao
1
ふむ2021/11/08
ちり
1
ディズニースタジオ版Hidden Figures。女性とアジア系スタッフに照準を合わせてあるが、最近の調査が反映されているのか、普通にスタジオ通史としても、今まで知らなかったこと・知らない側面が書いてあって面白かった。個人的には昔から特に不満に思ったことはないけど、こういうものを読むと改めて「エンドクレジット長すぎ」とは到底言えないよなあ、と思う。参加したなら正当に記録に残るべきだとしか。2021/04/15
オラフシンドローム
0
★★★☆☆ 事実かどうか分からない小説みたいな伝記で、こんなに長いものを良く読めたなぁ…と思う。 ディズニー社ですらも、女性にチャンスも公平性も与えず、差別と搾取をしていたなんて。 そんな中で、退社しても社員旅行に同伴させてと要求出来るメアリーの存在。 絶対に只者じゃない。 長年、男性目線で作られたアニメーション。 ディズニー社の未来が明るいことを願う。2024/01/24