内容説明
キャラクターに命を吹き込み、より豊かな物語を表現するために。人間の喜怒哀楽を項目化し、その感情に由来する行動、反応、心理パターンを集めた、悩める創作者のための「類語辞典」。
目次
愛情
唖然
圧倒
あやふや
憐れみ
安堵
怒り
意気消沈
畏敬
いらだち〔ほか〕
著者等紹介
アッカーマン,アンジェラ[アッカーマン,アンジェラ] [Ackerman,Angela]
主にミドルグレード・ヤングアダルトの読者を対象に、若い世代の抱える闇をテーマとした小説を書いている。SCBWI(児童書籍作家・イラストレーター協会)会員である。カナダのアルバータ州カルガリーに暮らす
パグリッシ,ベッカ[パグリッシ,ベッカ] [Puglisi,Becca]
ヤングアダルト向けのファンタジー小説、歴史フィクションの作家であり、雑誌ライター。SCBWI会員である。フロリダ州南部に暮らす
滝本杏奈[タキモトアンナ]
津田塾大学英文学科を卒業後、creativehybridに所属、広告・映像ジャンルを中心に幅広く翻訳を手がけている
新田享子[ニッタキョウコ]
三重県生まれ、サンフランシスコを経て、現在はトロント在住。テクノロジー系を中心に幅広い分野のノンフィクションの翻訳を手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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りんご
43
うふっふ、私、創作でも始めるんだっけか?はじめまてん。辞書部分は参考になるような、ならないような。そもそも日本人じゃないでしょこの方。「オーマイガ」圏の方でしょ。じゃあ感情の発露の仕方は違うかな、と。でもそこに行き着くまでのまえがきのような部分は興味深い内容でした。キャラクタの会話、口調、ボディランゲージ、思考、本能的反応。この描写をうまく取り入れてキャラクタの深みを出し、物語を面白くしましょう。2024/07/13
えびちり
4
読んでいて色々と語彙のバリエが広がるのは面白いんだけど、結局は違う文化圏なんだよなあと思わずにはいられない仕草が多くて、まあ記憶の端に停めておこうかという感じ。改定前を持っているからか、色々と水増し詐欺にあった気がしなくもない…いやわかってて買ったけどさ。2021/04/25
イシカワ
4
小説を書く中で単調な文章、幼稚な説明などを防止するための一つの手段として役に立つ。 一つの感情、例えば「怒り」に対し、 「外的な反応(荒い息、歯をむき出す)」 「内的な反応(脈が速くなる、心臓がドキドキする)」 など、具体的な表現を別々の視点ごとに掲載している。 違う感情でも表現が被っているものが多いので、ページ数の割に内容は薄いのかもしれませんが、創作をする人なら持っておいて損はないと思います。2021/02/20
伊里子
3
冒頭部分に所々載っている例文は海外の文化圏のものだが、辞書としての部分は内外問わず使えると思った。 しかし、なんてことのないようにさらっと例文が書かれているが、実際に自分でやってみるととても難しい……2021/02/19
ごみくず
2
速読★5.まず前提文。主に文章や漫画など、物語中に感情表現を、熟語ではなく仕草や行動、そして会話中の言葉によって表現する必要がある人向けの、「感情に対しての考え方とその比喩と表現法」を様々な視点ごとに集約した事例集。人の感情は過去の経験から大きな影響を受けており、その経験により彼らはどういう心の傷を負い、どういう感情を抱いているのか?という作話創作の人物描写に必要な「背景情報」を構築する上でも役立つ。人間の喜怒哀楽にフォーカスし一つの感情に対応した熟語や類語を集約した辞典的な内容を想像し購入したが違った2024/05/25