内容説明
現代美術、資本主義、政治、戦争、破壊されたインターネットの交差点で、不平等の時代のアートと、その生産・流通・消費の変容を考察する、挑発的でクリティカルな、“カミング・ダーク・エイジ”の芸術論。「美術界で影響力のある人物トップ100」(『Art Review』誌)2017年第1位!世界でその動向が注目されるヒト・シュタイエルのエッセイ集、待望の翻訳!
目次
台座の上の戦車
いかに人々の生を奪うか―デザインをめぐる一つの問題
容赦なき現存在の戦慄―美術界における「居ること」の経済性
プロキシの政治―シグナルとノイズ
茫洋たるデータ―アポフェニアとパターンの認識(または誤認)
メディア―イメージの自律性
デューティーフリー・アート
デジタルの肉片
彼女の名はエスペランサ
インターナショナル・ディスコ・ラテン
インターネットは死んでいるのか
あえてゲームを(または、アートワーカーは考えることができるか)
ファシズムについて語ろう
パンがなければアートを食べろ!―コンテンポラリー・アートとデリバティブ・ファシズム
リッピングされる現実―3Dの死角と破損データ
著者等紹介
シュタイエル,ヒト[シュタイエル,ヒト] [Steyerl,Hito]
アーティスト、映像作家、著述家。1966年ドイツ、ミュンヘン生まれ。日本映画学校(現・日本映画大学)に学び、ミュンヘン映像単科大学でドキュメンタリー制作を専攻。オーストリアのウィーン美術アカデミーで哲学の博士号を取得。2019年にケーテ・コルヴィッツ賞を受賞。主な個展に、「アイ・ウィル・サバイブ」(ノルトライン=ヴェストファーレン美術館、ポンピドゥー・センター、2020‐21)。現在、ベルリン芸術大学美術学部教授
大森俊克[オオモリトシカツ]
欧米現代美術史研究。ベルリン自由大学美術史学科、基礎および本課程修了(修士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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プロムナード
taiyaki8
わだ りゅうた
na_niga_shi