内容説明
長生きした画家15人の「名画」と「生き方」を最晩年から読み解く。
目次
フランシスコ・デ・ゴヤ(82歳没)「おれはまだ学ぶぞ」―聾者が見つめ続けた人間の真実
ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(76歳没)「太陽は神だ」―自然を描きながら人間の内面を見つめる
エドガー・ドガ(83歳没)「何も完結しなかった」―無心に取り組むことで見出した“救い”
クロード・モネ(86歳没)「絵を描くとはどうしてここまで辛いのか」―老いてなお作品と格闘
ピエール=オーギュスト・ルノワール(78歳没)「幸福の絵画よ」―ありのままの自然に従う、幸せのかたち
エドヴァルド・ムンク(80歳没)「死を自覚したい」―人間の闇と苦悩を追求したその果てに
アンリ・マティス(84歳没)「うまくいかなくても満足できる」―単純化と鮮やかさから生まれる活力
ジョルジュ・ルオー(86歳没)「神よ、我を哀れみたまえ」―自らの神を探し求め、自分らしい絵を見出す
パブロ・ピカソ(91歳没)「すべては自分自身に返ってくる」―鬼画家が最後に見せた凄絶な精神
マルク・シャガール(97歳没)「分け隔てなく、世界を一つに」―人間社会の枠組みを越え、愛を謳う
伊藤若冲(84歳没)「わが道を行く」―好きなことに没頭し、オリジナリティを獲得
葛飾北斎(88歳没)「この道の改革者になる」―息絶えるまで本物になることに専念
横山大観(89歳没)「無窮を追う精神で歩みたい」―絶えず変化する自然と生命の姿を追い求めて
熊谷守一(97歳没)「石ころ一つとでも十分暮らせる」―自然とつながり、一体となった境地に生きる
岡本太郎(84歳没)「年とともにますますひらく」―常識の対極にある感覚に本質を見出す
著者等紹介
河原啓子[カワハラケイコ]
博士(芸術学)。青山学院大学・立教大学兼任講師。武蔵野美術大学、国立音楽大学ほか非常勤講師。アートジャーナリスト。アートドキュメンタリー作家。“The Garden City Times”(Singapore)記者、『新美術新聞』記者を経て、現職。第三期東京都生涯学習審議会委員、練馬区行政評価委員ほか行政委員を歴任。単著、共著、論文多数。専門は、芸術社会学(アートマネジメント論)、博物館学、コミュニケーション論。大学教育のほか、2012年より行っている荒川区生涯学習講座は毎年好評を博しているほか、芸術活動をする人のための社会人教育や審査員にも携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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