内容説明
対話、参加、協働、コミュニティの芸術実践とは?その系譜と理論、実践の諸問題、そして可能性を探る。
目次
1 社会的協同(Social Cooperation)というアート―アメリカにおけるフレームワーク
2 ソーシャル・プラクティスへの大きなうねり―一九七〇年代の米国におけるフェミニスト・アート
3 ソーシャリー・エンゲイジド・アートにおける理論と実践の関係について
4 ソーシャル・プラクティスをめぐる理論の現状―社会的転回、パフォーマンス的転回
ソーシャル・チェンジをもたらすアーティストたち
5 演劇と社会
6 爆撃の記録
7 社会的転回の論争
8 社会的転回はアーティストではなく、アートワールド?
年表 ソーシャリー・エンゲイジド・アートに関連する戦後の美術と社会の動向
おわりに―実践を見つめる新たな視点の可能性
著者等紹介
工藤安代[クドウヤスヨ]
特定非営利活動法人アート&ソサイエティ研究センター代表理事。東京都生まれ。多摩美術大学卒業、南カリフォルニア大学大学院、埼玉大学大学院博士後期課程を修了。民間企業にてパブリックアート事業のディレクションに携わった後、2009年当法人を設立。以後、社会・地域における芸術文化活動の情報発信・調査研究・実践活動に取り組む。2015年環境芸術学会より学会賞を受賞
清水裕子[シミズヒロコ]
特定非営利活動法人アート&ソサイエティ研究センター副代表理事。大阪市立大学都市研究プラザ特別研究員。南カリフォルニア大学大学院芸術建築科修士課程修了。パブリックアートのディレクションや展覧会の企画運営に携わり、2009年当法人の設立、その後の活動に取り組む。アートと環境、社会との関係を研究
秋葉美知子[アキバミチコ]
特定非営利活動法人アート&ソサイエティ研究センター主席リサーチャー。一橋大学経済学部卒、パルコの販売促進、FM雑誌編集、マーケティング情報誌『アクロス』編集長などを経た後、近畿大学大学院でパブリックアート、コミュニティ・アートを研究。長崎市の活水女子大学特別選任教授を務めた後、2013年からアート&ソサイエティ研究センターにリサーチャーとして参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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