内容説明
ディズニーやピクサーで活躍した、“映画業界のベスト・スクリプトドクター”による待望の創作講座。観客の感情を最初から最後まで揺さぶりつづける、ドラマ性の強いストーリーを目指す人に必読の脚本術!
目次
第1章 ストーリー・スペース、ストーリー・タイム
第2章 プレミス
第3章 ストーリー構造に不可欠な7段階の道程
第4章 キャラクター
第5章 モラルの論議
第6章 ストーリー・ワールド
第7章 シンボル・ウェブ(複雑に絡み合うシンボルの網)
第8章 プロット
第9章 シーン・ウィーヴ(シーンの織物)
第10章 シーン構築とシンフォニーのようなダイアローグ
第11章 永遠に終わらないストーリー
著者等紹介
トゥルービー,ジョン[トゥルービー,ジョン] [Truby,John]
ハリウッド随一のストーリー・コンサルタントであり、ジョン・トゥルービーズ・ライターズ・スタジオの創立者。これまでに、ウォルト・ディズニー・スタジオ、ソニー・ピクチャーズ、フォックス、HBOなどが製作する多くの作品でストーリー・コンサルタントやスクリプトドクターをつとめている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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xyzw
6
実用的な創作指南としての有用性もさることながら、『トッツィー』のような娯楽映画からジョイスの『ユリシーズ』に至るまで、あらゆる媒体、あらゆるタイプの優れたストーリーに共通する構造を見出し、検討を加えてゆくという点において、一種の作品論として読むことも出来る本だった。この手の書籍の中では飛び抜けて分厚いが、ストーリーテリングの技法の奥深さを知った今となっては、この厚みにも納得だ。むしろ全てを語るには、これでも全然足りないくらいなのだから。通読してみて、優れた書き手は同時に優れた読み手なのだと実感した。良著。2017/09/23
備忘録
2
「ハリウッド脚本術」をさらに緻密にしたような内容で、非常に実践的。今すぐ試したくなるテクニックが、これでもかと記されています。間違いなく良書なのですが、わかりやすいかと言われるとちょっと微妙。同じことを何度も繰り返している箇所が多々あり、やや回りくどい印象を受けます。著者の知識は一流なのですが、説明の技術は二流というか。あと誤字も多いですね(これは訳者の責任でしょうが)。情報量に反してあまりにも目次がさっぱりしているので、自分で付箋をペタペタ貼って育てていくタイプの本です。2020/11/23
地図
2
この手の本で読んだ中では、一番情報が多く具体的で良かった。ただ、何度も繰り返し載せている話や概念の説明が多く、通しで読むには少々くどく、読み返して検索するにも煩雑で、なにより分厚い。なので授業のテキストのようにスケジュールを決めてセクションごとに頭をまっさらにしなおして読むといいのかもしれない。2019/09/25
999
2
面白かったけど、これを果たしてどう活かしていくのか、いけるのかというところ。 面白い話ができるようになればいいけど…2018/07/19
笠井康平
1
果てしない流れのなかで、「あなたが書きたいのは何?」と私に問うこと。2019/08/28