人工地獄―現代アートと観客の政治学

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人工地獄―現代アートと観客の政治学

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  • サイズ A5判/ページ数 535p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784845915750
  • NDC分類 702.06
  • Cコード C0070

内容説明

アートと社会の関係性はいかに変化してきたか?20世紀以降の芸術史において見逃されてきた「参加」の系譜を再編集し、現代アートの最新動向を批判的に読解する。

目次

序論
第1章 社会的転回:コラボレーションとその居心地の悪さ
第2章 人工地獄:歴史的前衛
第3章 私は参加する、君は参加する、彼は参加する…
第4章 明示された社会のサディズム
第5章 社会主義の内にある社会性
第6章 附帯の人々:芸術家斡旋グループとコミュニティ・アート
第7章 旧西側体制:一九九〇年代初期におけるプロジェクトとしての芸術
第8章 委任されたパフォーマンス:外部に委ねられる真正性
第9章 教育におけるプロジェクト:「いかに芸術作品であるかのように、授業を生きさせるか」
結論

著者等紹介

ビショップ,クレア[ビショップ,クレア] [Bishop,Claire]
1971年生まれ。美術史家および美術批評。1994年にケンブリッジ大学セント・ジョーンズ校美術史学科を卒業後、エセックス大学の同学科で修士号(1996)および博士号(2002)を取得。ロイヤル・カレッジ・オブ・アートの専任講師(2001‐06)、ウォーリック大学の美術史学科の准教授(2006‐08)を務める。2008年にニューヨーク市立大学大学院センターに准教授として着任。現在、同校の美術史学科教授。専門は近現代美術史(とくに参加型アート、キュレーティング理論、1989年以降の西欧の美術動向)

大森俊克[オオモリトシカツ]
1975年生まれ。美術批評、現代美術史。明治大学英文学科卒業。ベルリン自由大学美術史学科基礎および専門課程修了(修士)。ハンブルガー・バーンホフ現代美術館(ベルリン)研修生を経て帰国。東京芸術大学美術研究科博士後期課程満期退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しゅん

12
「参加型アート」としばし形容される、美術・演劇・教育・政治活動にまたがる実践。本書はその実践のモデルケースを地域・時代をまたいで多数紹介しながら、その実像を明らかにしようも腐心する。美術批評の訳書はぼくにとってて理解しにくくこの本も例外ではないのだが、一個一個の実例は面白く読めた。特に4章の60年代南米の演劇活動は全く知らなかった。8章の「パフォーマンスの外部委託」という話も興味深い。2018/08/16

takao

2
ふむ2023/07/07

yu-onore

2
論点および具体例が余りにも多岐に渡っているから一回ではとても全部把握できない……結論部はまとまりがよい。鑑賞者は時代ごとに能動性を増しはしたが、それは芸術家への従属の強化でもあると。参加型アートの意義は、人々を媒介に社会から距離を取りながらその矛盾を引き吊りだし、第三項を介して社会に接続されるような不安定性なのだと(安定した社会の反映や政治的手段とは違う)。 個別の事例だとボイス論(過剰に儀礼的な教育パフォーマンスによる教育の脱構築としての)とコミュニティアート論は興味深い。2021/01/26

doji

2
参加型、ソーシャリーエンゲージドなど、現代アートのひとつのかたちのありかたをめぐる大著。とにかく事例がおもしろく、すこしぎょっとするものもちらほら。新しい視座の礎になりそうなちからもあり、噛み砕くには一回では足りなそう。2017/06/22

sakanarui2

1
アーティストや観客のアクションやパフォーマンスから為る作品の変遷を、社会的・政治的背景から読み解く。自分自身知識不足でちゃんと理解できたとは言い難いが、がひとつひとつの事例は興味深く、それらを単体の作品ではなく美術史、政治史から俯瞰した視点を持てたのは大きい。2022/03/23

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