内容説明
音楽家・大友良英の“演奏”と“展示”のすべて。音楽と美術のあいだをめぐる思索と、6人のアーティストとの対話。
目次
第1部 音楽と美術のあいだ(音と空間;音楽と装置;展示と演奏;アンサンブルの彼方に)
第2部 音楽と美術のあいだの対話(毛利悠子×大友良英;刀根康尚×大友良英;梅田哲也×大友良英;堀尾寛太×大友良英;Sachiko M×大友良英;鈴木昭男×大友良英)
特別掲載 「美術(展示)と音楽(公演)のあいだ」後々田寿徳
著者等紹介
大友良英[オオトモヨシヒデ]
音楽家。1959年、神奈川県横浜市生まれ。実験的な音楽からジャズやポップスの領域までその作風は多種多様、映画やテレビの劇伴作家としても数多くのキャリアを有する。近年は「アンサンブルズ」の名のもと、さまざまな人たちとのコラボレーションを軸に展示作品や特殊形態のコンサートを手がけると同時に、一般参加型のプロジェクトにも力を入れている。東日本大震災後は十代を過ごした福島でプロジェクトを立ち上げ、現在もさまざまな活動を継続中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ばんだねいっぺい
22
「あいだ」は、海よりも山よりも深いのだと教えられた。あとがきのザイ・クーニンのダンスの示唆することが、自分には非常にインパクトがあった。2017/04/19
モート
1
ああ、「バーンとあいだに入って」空気を変えてやれば良いのか!これをシステムのレベルでやり続ければ、激しいレバレッジになるぞ。 以下意訳引用。表現っていうのは、一人で自分をアピールするとかじゃなく、「あいだに入って今まで当然のようにある状況」をガーンと変えてしまうことで、それまで居場所のなかった子やモノ、仕組みが有機的に動き出し、システム自体が動いて行く生態系のレベルの介入なんだ!2021/04/03
rincororin09
0
やっと読み終わった。札幌国際芸術祭2017とは何だったのか…。もう一度、考えてみよう。2017/12/07