ティム・バートン―映画作家が自身を語る

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  • サイズ A5判/ページ数 391p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784845911721
  • NDC分類 778.253
  • Cコード C0074

内容説明

幻想と現実の魔術師、発想の源に迫る!盟友ジョニー・デップによる改訂版序文も収録。

目次

子どもの頃、僕はゴジラの役者になりたかった
ディズニーと僕は相性が悪かった―『ヴィンセント』
ゴシック、フランケンシュタイン、ポオ―『ヘンゼルとグレーテル』『フランケンウィニー』『アラジンと魔法のランプ』
言葉にならないものすべてが美しい、それが映画の魔術だ―『ピーウィーの大冒険』
墓地は平和で静かで、それでいて刺激的なんだ―『ビートルジュース』
分裂した神秘の人、バットマン―『バットマン』
ジョニーは美しく危険な存在になってほしい―『シザーハンズ』
悪人かどうかを見定める羅針盤がない―『バットマンリターンズ』
幼い頃の感情に立ち返ることが、僕のやりたいことだ―『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』
エドの服装倒錯は彼の人生の一部に過ぎない―『キャビン・ボーイ』『エド・ウッド』
一九五〇年代映画の持つ力が、発想源にあった―『ジャイアント・ピーチ』『マーズ・アタック!』『オイスター・ボーイの憂鬱な死』
内に籠もって自分の頭の中に生きるのが幸せなんだ―『スリーピー・ホロウ』
関わるべきでないのに試したくなるような、邪悪な魅力があった―『PLANET OF THE APES/猿の惑星』
自分に忍び寄ってくるような映画の構造を気に入った―『ビッグ・フィッシュ』
チャーリーは僕らの九〇パーセントを占める子だ―『チャーリーとチョコレート工場』
死者の世界より生者の世界がずっと“死んでいる”―『コープス・ブライド』
もし僕が俳優なら、スウィーニー役を演じたい―『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』
空想、想像力、夢が混在する夢幻的光景を表現したい―『アリス・イン・ワンダーランド』

著者等紹介

ソールズベリー,マーク[ソールズベリー,マーク][Salisbury,Mark]
プレミア誌合衆国版のロンドン通信員。英エンパイア誌の元編集者。現在、ロンドン北部に妻子と共に在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

コットン

58
ティム・バートンが自作映画を語っている。「そうね、僕は監督になりたいな」なんてことは言わなかった。そんなこと考えていなかったからね。それより単にこの仕事をやってて、それを楽しんでただけで、大切なのはいろんなイメージを作り出すことだって考えてた。←イメージの積み重ねや心理から創造することが好きな人なんでしょうね。序文のジョニー・ディップも興味深い。2020/04/11

洪水

3
大好きな監督の旧著「バートン・オン・バートン」の改訂版。「映画を作るたびに気分が悪くなった」「ディズニーとは相性が悪い」などキャッチーなフレーズが並ぶ。ティムが作ろうとしている、言葉にならないけれど、表現できたときにとても大きい高揚感が湧き上がってくるもの。それはすべてのアーティストが目指しているものだと思うが、ティムの作品にはやはり「偏見」というものが原点であると思う。いいとか悪いとかいうのではなく、そういうものがあって初めてあの独特のビジョンと人間臭さが共存するキャラがつくられるのではないかなあ。2011/08/18

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