目次
とおくてみえない(高嶺格)
存在の方法(高嶺格)
作品解説
挑発するアーティスト(天野太郎)
柔らかい檻(木村絵理子)
“大きな停止”越境へ向う闇(神谷幸江)
“木村さん”を見て(ジョナサン・ワトキンス)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アマヤドリ
9
横浜美術館での展示を見てもっと知りたくなって購入。ことばを読んで、何が自分の原動力たりえるのか、って考えてしまった。2011/02/14
いわちき
0
高嶺格は在日の彼女で知って、そこからダムタイプのメンバーだと言うことを知り、現在の作品の幾つかをこの本で知った。高嶺格の作品は僕の製作とはあまり絡む要素は無いのだけれど、確か最後の方にあった身体障害者の人と一緒に過ごし映像で記録する映像作品『大きなフェラチオ』の文章が好きだ。高嶺格の先入観無しに人と一体一でぶつかる姿勢、それでもさらに自分の潜在意識ダイブして自分の価値観にアタックして行くような製作が好き。偏見という価値観を体当たりで少しづつ変えようとしている作家として人として尊敬している人。2014/10/22
ツツイマホ
0
長らく積んでいました。帯のことば「全体なんていうものが存在するのか?それは見えるのか?」というのがわたしが目指す、というか、空間作りの目指すところだったので、これは参考になる!と思って買ってみました。実際は高嶺さんのこれまでと過去の展示会の説明が淡々と書かれたもので、よく見たら「とおくてよくみえない」という展示会の公式書籍だったので、わたしの求めてる内容とは違っていました。とはいえ、現代アートはわたしとしてはよくわからないもの、だったのですが、この本を読んで、ならとりあえずみてみたらいいのでは、というのに2011/07/18
畑 いゆ
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現在、広島でやっている展覧会を見た知り合いから借りました。2tの油粘土を使った映像と映像作品<木村さん>がとても見たくなりました。 いつのまにか培われた一般的な価値観に、身体ごとぶつかって経験として確かめていく姿勢にあこがれながら、私にそれができるのか自問します。2011/06/04