内容説明
国際派映画ジャーナリストが伝える「少女」×「映画」のニュー・ムーヴメント。
目次
1 Broken girl少女幻想をこわす(彼女たちは、こちらを見つめ返している―『マリー・アントワネット』×『さくらん』;“ソフィア・コッポラ”という職業―ソフィア・コッポラ『ヴァージン・スーサイズ』 ほか)
2 Out of girl孤高に、美しく(最大の罪は、愛を忘れること―トム・ティクヴァ『ヘヴン』;父親がいない!現代の妊娠映画―『幼なじみ』『トラフィック』から『ハッシュ!』まで ほか)
3 スクリーン(世界の皮膜)をこわす(過剰な愛が、世界と映画をこわしていく―三池崇史の挑戦;死に向かって生きる人々―地方生活者をみつめるブリュノ・デュモン ほか)
4 ハリウッド・システムをこわす(ブライアン・シンガーのパーソナリティ―アイデンティティーを武器に、ハリウッドの最前線へ;サンダンス映画祭とミラマックスの変貌―インディペンデント精神はどこへ行く? ほか)
著者等紹介
金原由佳[キンバラユカ]
1965年生まれ。兵庫県神戸市出身。関西学院大学経済学部卒業後、リース会社で4年半、総合職として営業に携わる。在勤中、ハリウッド映画の投資案件に携わったことから、映画のビジネス面と劇中の生々しい感情の両面に惹かれ、映画の世界に飛び込もうと決意。93年春に上京し、以後、「キネマ旬報」「メンズノンノ」「装苑」などに執筆中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
無識者
12
「ガール」からこわれてしまってり、「ガール」を壊してしまう女性に焦点を当てた映画の書評。世間に求められる女性像というものがあり、社会で生きていくうえではその要求にある程度応えていかなければならない。しかし、生き物である人間はそういった規格からはみ出してしまうものもいるのだ。映画は人間の規格化の一翼を担うこともあった。だからこそはみ出した女を登場させる映画というのがひつようとされるのだ。2017/08/14
asa
1
映画好きにはぜひ読んでほしいですね♪2009/07/14
ふみこ
0
扱っている内容も取り上げている映画も興味深いのだけれど、著者の日本の語の拙さに読む気をそがれます・・・。一文が長すぎて途中で何を言っているのかわからなくなって3回くらい読み直さなくてはいけなかったり、主語と述語が対応していなかったり。本を出すのはきちんと長い文を書ける人でないといけないと思う。日本語の不自由さのせいで内容まで意味のないものに思えてしまいます。2013/01/07
Riko
0
図書館で借りた2012/08/18




